最新情報:
2013年12月26日 (stop情報)
国名:
米国
対象者:
キンバリー・リベラ(女性)
期限:
2014年1月26日
配信日:
2013年12月26日
UA No:
263/2013

良心の囚人キンバリー・リベラさんが釈放された。

彼女は5番目の子どもを出産した18日後の12月12日、釈放された。当初の禁錮10カ月より短かった。

彼女は2012年9月に軍隊から脱走して軍当局に逮捕、拘禁された。2007年初め、彼女はイラク配備中に休暇を取っていたが、自分の倫理観をもとに、イラクやその他の紛争地域での戦争にこれ以上参加しないと決心して、軍に許可を得ることなくカナダへ向かった。カナダで彼女は難民として保護を申請したが、2012年9月に棄却され、その後、国外退去となった。

今年4月、彼女は禁錮14カ月の刑を宣告されたが、司法取引によって10カ月に減刑された。また、軍からは懲戒除隊となった。軍当局に対して減刑を求めて控訴したが11月28日に棄却された。

UAによる本アクションはこれで終了します。

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追加情報

アムネスティはキンバリー・リベラさんを良心の囚人と認める。良心に基づき軍務に服することを拒否する権利は、世界人権宣言第18条や自由権規約第18条に認められているように、思想、良心、宗教の自由の権利の一つであると考える。

良心的兵役拒否者とは、良心や強い信念を理由に、軍隊で任務を拒否する者だとアムネスティは考える。また、すべての戦争への参加を反対するわけではなくても、戦争の目的やそのやり方に反対という理由で、その戦争に参加することを拒否する人も含む。

こういう信念に基づいて取られた行動により拘禁、投獄されている人をすべて、良心の囚人と考える。また、良心的兵役拒否者が、良心の理由で許可なく軍隊から出たことで投獄されたなら、良心の囚人であると考える。