- 最新情報:
- 2014年1月28日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2013年12月26日 (更新情報)
- 2013年12月18日 (更新情報)
- 2013年12月11日
- 国名:
- ウクライナ
- 対象者:
- ミコラ・ラザレフスキーさんほか被拘禁者4人(全員男性)
- 期限:
- 2014年2月28日
- 配信日:
- 2013年12月11日
- UA No:
- 325/2013
街頭で抗議した9人の人びとが勾留され、8年の禁固刑の可能性に直面している。ひとりには緊急の治療が必要だ。
12月1日、首都キエフのバンコフ通りにある大統領府の建物の外で、警察機動隊とデモ参加者たちの間で激しい衝突が勃発した。撮影されたビデオには、トラクターを運転し、重い鎖などの武器を振り回す抗議者たちが映っている。抗議運動は午後4時頃に解散したが、それまでに少なくとも50人の警察機動隊と何十人もの抗議者が負傷した。警察機動隊が平和的な抗議者たちや負傷した人びとに対して無差別に過度の武力を行使したと報告されている。さらにビデオには、10人ほどの怪我人が通りに横たわり、警察機動隊が彼らを蹴ったり殴ったりしているところが映っている。
ミコラ・ラザレフスキーさん、オレクサンドル・オスタシュチェンコさん、ウラディスラフ・ザゴロフコさん、ヴァレリー・ガルッツさん、ユーリー・ボロトフさんら9人は拘禁され、12月3日キエフのシェフチェンコフスキー裁判所での判決では、暴力的な騒乱を組織した疑いで2カ月の拘禁を命じられた。この犯罪は最高8年の禁固刑を伴う。彼らを拘禁することを承認した裁判官たちは、警察が証拠として提出した供述書に疑問をはさむことなく、明らかな矛盾や不整合を無視した。裁判官たちはまた、「検察は保釈や自宅軟禁といった他の手段が不可能であると証明しなければならない」という法的必要条件を確認するのを怠った。この9人の人びとは無作為に拘束され、公正な裁判を受ける権利と集会の自由の権利を侵害された状態で拘禁されている可能性がある。
ウラディスラフ・ザゴロフコさん(38歳)はキエフ地区ブロヴァリ出身の長距離トラック運転手で3児の父親であり、「歴史的なイベント」を目撃したくてデモに参加した。彼は警察機動隊に殴打され、肋骨骨折や網膜剥離など無数の怪我を負った。キエフの審理前拘禁センター(SIZO)に収容中で、直ちに手術が必要な状態である。ヴァレリー・ガルッツさんはドニプロペトロフスウシク出身のジャーナリストで、新聞リッツァに載せるため事件を取材しようと、バンコフ通りにいた。彼はデモが解散したあとで怪我人を看護していて、警察機動隊に殴打された。
追加情報
EUとの連合協定が調印されるまで数日となった11月21日、政府はその準備を中止した。それ以来ウクライナのキエフやその他の都市では、何十万人という人びとが平和的に抗議活動をしてきた。11月30日、警察機動隊はキエフの中心部にある独立広場で、平和的なデモを暴力的に解散させた。アムネスティ・インターナショナルがインタビューした目撃者たちによれば、警察機動隊員たちははじめ、デモ参加者たちにデモは「違法」だから解散するように言い、それからその場に残った人びとを殴打し始めた。警察機動隊員たちが抗議者たちを殴打し、ときに男女を追いかけまわして暴力を振るうところもビデオ映像に映っている。今までに約35人が行政法の下で「フーリガン行為」の罪に問われ、何十人もの人びとが怪我の治療を受けた。警察機動隊の武力行使に関して異議申し立てをした少なくとも1人が、検察官による攻撃的な激しい尋問を受け、そのあと入院した。集団的騒乱に参加したと自白させようとしたものと思われる。
- 最新情報:
- 2014年1月28日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2013年12月26日 (更新情報)
- 2013年12月18日 (更新情報)
- 2013年12月11日
- 国名:
- ウクライナ
- 対象者:
- ヤロスラフ・プリツレンコさん含む被拘禁者9人(全員男性)
- 期限:
- 2014年2月28日
- 配信日:
- 2013年12月18日
- UA No:
- 325/2013
ウクライナで9人の街頭デモ参加者が不当に拘禁され、そのうち7人が入院した。退院するとすぐに拘禁センターにもどされた。
現在、デモ参加者のヤロスラフ・プリツレンコさんとユーリー・ボロトフさんは拘禁センターに勾留されている。 ゲナディ・チェレフコフさん、ミコラ・ラザレフスキーさん、オレクサンドル・オスタシュチェンコさん、サーギー・ヌズネンコさん、ヴァレリー・ガルッツさん、ウラディスラフ・ザゴロフコさん、イエガー・プレバスさんは、いったん拘禁されたが、負傷していたため、病院に搬送され、ろっ骨の骨折、網膜剥離、脳しんとうなどの手当てを受けた。彼らの拘禁は恣意的であり、司法手続きには極めて大きな問題があった。
12月1日首都キエフの大統領府の建物の外で、機動隊とデモ参加者たちの間で激しい衝突があり、9人が拘束された。抗議運動は午後4時頃に解散したが、それまでに少なくとも50人の機動隊と何十人もの抗議者が負傷した。機動隊は暴行をはたらいた者だけではなく、 平和的な抗議者や負傷した人びとに対しても、無差別に過度の武力を行使したと報告されている。その場のビデオ映像により、機動隊が、非武装で地面に横たわっていた多数の人びとをけったり殴ったりしたことが判明している。
12月3日、キエフのシェフチェンコフスキー裁判所は、検察の要求により、拘禁中の9人の2カ月間の拘禁延長を認めた。裁判官は、警察から証拠として提出された9人の調書が実質的には同一で、不正確であることを問題にしなかった。裁判官はまた、「検察は保釈や自宅軟禁といった他の手段が不可能であると証明しなければならない」という法的必要条件を確認するのを怠った。
追加情報
政府は、 EUとの協定の調印が数日先に迫っていた11月21日、その準備を止めてしまった。それ以来ウクライナのキエフをはじめとした都市では、何十万人という人びとが平和的に抗議活動をしてきた。11月30日機動隊はキエフの中心部にある独立広場で平和的なデモを暴力的に解散させた。アムネスティがインタビューした目撃者らによれば、機動隊員をはじめ、デモ参加者に「違法」だから解散するように言い、それからその場に残っていた人びとを殴打し始めた。男女を問わず追いかけまわして暴力を振るうところもビデオ映像に映っている。機動隊の武力行使に関して異議申し立てをした少なくとも1人が、検察官による激しい尋問を受け、そのあと入院した。集団的騒乱に参加したことを自白させたかったと思われる。
ウラディスラフ・ザゴロフコさん(38歳)はキエフ地区ブロヴァリ出身の長距離トラック運転手で3児の父親であり、「歴史的なイベント」を目撃したくてデモに参加した。彼は機動隊に殴打され、肋骨骨折や網膜剥離など無数の怪我を負った。キエフの起訴前拘禁センターに収容中で、直ちに手術が必要な状態である。ヴァレリー・ガルッツさんはドニプロペトロフスク出身のジャーナリストで、リッツァ新聞の記事の取材で、バンコフ通りにいた。彼はデモが解散したあとで怪我人を看護していて、機動隊に殴打された。
- 最新情報:
- 2014年1月28日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2013年12月26日 (更新情報)
- 2013年12月18日 (更新情報)
- 2013年12月11日
- 国名:
- ウクライナ
- 対象者:
- ヤロスラフ・プリツレンコさん含む被拘禁者9人(全員男性)
- 期限:
- 2014年2月28日
- 配信日:
- 2013年12月26日
- UA No:
- 325/2013
ウクライナで不公正な拘束処分を受けていた9人の街頭デモ参加者のうち、6人が保釈もしくは自宅軟禁の条件付で釈放された。2人は大規模な騒乱に加わったと自白し、罰金を課された上で釈放された。1人は今も拘禁中である。
12月11日、キエフ控訴裁判所は、ゲナディ・チェレフコフさんとサーギー・ヌズネンコさんを保釈し、ミコラ・ラザレフスキーさんに午後8時〜午前7時までの自宅軟禁処分を課して釈放した。12月11日、オレクサンドル・オスタシュチェンコさんが保釈された。翌13日、同控訴裁判所はヴァレリー・ガルッツさんも保釈し、イエガー・プレバーさんを午後8時〜午前7時までの自宅軟禁を課して釈放した。ユーリー・ボロトフさんとウラディスラフ・ザゴロフコさんは組織的に治安を混乱させたこと認め、850フリヴニャ(75ユーロ)の罰金を課されて、釈放された。ヤロスラフ・プリツレンコさんは、依然拘禁中である。
6人のデモ参加者が釈放され、制限されることなく医療を受けられるのは喜ばしい。しかし、彼らがベルクットの機動隊に虐待を受けたと申し立てていることに対しては、早急に、独立的かつ効果的な捜査を行わなければならない。アムネスティ・インターナショナルは、プリツレンコさんが妥当な保釈金で保釈されるよう、改めて求める。
追加情報
政府は、EUとの協定の調印が数日先に迫っていた11月21日、その準備を止めてしまった。それ以来ウクライナのキエフをはじめとした都市では、何十万人という人びとが平和的に抗議活動をしてきた。11月30日機動隊はキエフの中心部にある独立広場で、平和的なデモを暴力的に解散させた。アムネスティがインタビューした目撃者たちによれば、ベルクットの機動隊員ははじめにデモ参加者に「違法」だから解散するように言い、それからその場に残っていた人びとを殴打し始めた。男女を問わず追いかけまわして暴力を振るうところもビデオ映像に映っている。数十人が現在けがの治療を受けている。機動隊の武力行使に関して異議申し立てをした少なくとも1人が、検察官による激しい尋問を受け、そのあと入院した。集団的騒乱に参加したことを自白させたかったと思われる。
12月1日首都キエフのバンコフ通りにある大統領府の建物の外で、機動隊とデモ参加者たちの間で激しい衝突が起き、9人の男性が拘束された。この衝突で、少なくとも50人の機動隊員と数十人のデモ参加者が負傷した。機動隊が、暴力を用いているものだけでなく、平和的なデモ参加者たちや負傷した人びとに対しても無差別に過度の武力を行使したと報告されている。現場のビデオ映像には、およそ12人の負傷したデモ参加者たちが武器を所持せず、地面に横たわっていたにも関わらず機動隊員に足蹴りや殴打を受けている様子が写っている。
12月3日、キエフのシェフチェンコフスキー裁判所は、検察の求めに応じて、これら9人に対する2カ月の拘留延長を認めた。9人について警察が証拠として提出した声明文が事実上同一であり、事実関係が不正確であるという事実に、この拘留を認めた判事たちは疑義を抱くことはなかった。裁判官たちはまた、「検察は保釈や自宅軟禁といった他の手段が不可能であるこを証明しなければならない」という法的必要条件の確認を怠った。
ウラディスラフ・ザゴロフコさん(38歳)はキエフ地区ブロヴァリ出身の長距離トラック運転手で3児の父親であり、「歴史的なイベント」を目撃したくてデモに参加していた。彼は機動隊に殴打され、肋骨骨折や網膜剥離など無数の怪我を負った。キエフの起訴前拘禁センターに収容中で、直ちに手術が必要な状態である。ヴァレリー・ガルッツさんはドニプロペトロフスク出身のジャーナリストで、リッツァ新聞の記事の取材で、バンコフ通りにいた。彼はデモが解散したあとで怪我人を看護していて、機動隊に殴打された。
- 最新情報:
- 2014年1月28日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2013年12月26日 (更新情報)
- 2013年12月18日 (更新情報)
- 2013年12月11日
- 国名:
- ウクライナ
- 対象者:
- ヤロスラフ・プリツレンコ(男性)
- 期限:
- 2014年2月28日
- 配信日:
- 2014年1月28日
- UA No:
- 325/2013
デモに参加して拘束されていたヤロスラフ・プリツレンコさんが釈放され、すべての容疑が晴れた。
1月24日のキエフ控訴裁判所は、プリツレンコさんのすべての容疑を却下し、釈放を認めた。
アムネスティ・インターナショナルは今後も、プリツレンコさんや他の拘束者が、2013年11月のデモ中に強引で無差別的な暴力を受けたとする申し立てに対する調査と責任者への処罰を当局に要求していく。
アピールを送付下さった方々へお礼申し上げます。UAアクションはこれで終了です。