ウクライナ：
ウクライナ東部でジャーナリストら、釈放される

ウクライナ東部の「ルハーンシク人民共和国」の武装分離独立派に拉致されたジャーナリストとカメラマンの安全が懸念される。虐待されている可能性がある。

ジャーナリストのアナスタシア・スタンコさんとカメラマンのイリヤ・ビスコラビーニさんは6月30日、いわゆる「ルハーンシク人民共和国」という分離独立派グループの武装集団に拘束されさた。7月1日、独立を宣言した「ルハーンシク人民共和国」のバレリー・ボロトフ代表は、「2人はウクライナ軍のスパイ容疑で起訴された」と発表した。

アナスタシア・スタンコさんとイリヤ・ビスコラビーニさんは、ウクライナのテレビ局フラマツクテレビの仕事で、ウクライナ東部での状況を報道するために現地に入っていた。同局の編集長代理の話では、2人は市の中央部へと連れて行かれたという。

アムネスティは、アナスタシア・スタンコさんとイリヤ・ビスコラビーニさんの即時無条件釈放を求めている。

ウクライナのジャーナリストのアナスタシア・スタンコさんとイリヤ・ビスコラビーニさんは7月2日に釈放された。2人は、虐待されていたということである。

ジャーナリストのアナスタシア・スタンコさんとイリヤ・ビスコラビーニさんは6月30日、武装集団に誘拐され、ウクライナ東部の「ルハーンシク人民共和国」という分離独立派グループに拘束されたが、7月2日に釈放された。その前日、同グループのバレリー・ボロトフ代表が、「2人はウクライナ軍のスパイ容疑で起訴された」と発表したにもかかわらずである。ボロトフ代表はこの後、ロシアのテレビ局3社から抗議があったために2人を釈放したと説明した。

ジャーナリストたちは、キエフに戻る際、テレビのインタビューで、目隠しされ地下で拘束されていた、と答えた。

この緊急行動に参加してくださったすべての人びとに心から感謝します。アムネスティは、今後もウクライナ東部の状況の監視を続けますが、緊急行動はひとまず終了します。