- 最新情報:
- 2016年7月 6日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年4月26日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ウーガンビラ(男性)
- 期限:
- 2016年8月 6日
- 配信日:
- 2016年4月26日
- UA No:
- 014/2016
良心の囚人のウーガンビラさんが、政治的な意図で起訴されて公判中で、拘禁されたままだ。心身上の深刻な問題を抱えているため懸念される。即時、無条件に釈放されるべきだ。
ビルマ(ミャンマー)では、良心の囚人らを含む囚人多数が釈放されているのにもかかわらず、元僧侶で人権活動家のウーガンビラ(別名ニーニールウィン)さんは収監されたままだ。彼は政治的な意図で起訴され、公判を受けている。つねに彼の活動は平和的に行われてきたことを踏まえると、容疑は人権活動にあると考えられる。ウーガンビラさんは統合失調症などの深刻な身体的、精神的健康問題を抱えており、一日三回薬を飲まなければならない。そのような健康状態であることを根拠に彼の弁護士は保釈を何度も申請しているが、裁判長により却下されている。
ウーガンビラさんの生活拠点はタイだが、1月16日にパスポートの申請のためにビルマにもどって来た。タイとビルマの国境を越えたときはどちらの国の入国管理でも特に問題は起きなかった。しかし、1月19日、マンダレーで逮捕された。入国管理法で違法入国と見なされ起訴された。有罪なら、最大5年の刑が課される。入国管理法は、政治的な意図で起訴するときに今までも使われてきた。
現在、マンダレーのオーボー刑務所に収監されている。彼の次の審問は4月26日に行われる。
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追加情報
ウーガンビラさんは、2007年8月、9月に起きた反政府運動「サフラン革命」の先導者として同年収監された良心の囚人だった。政府はこの運動を9月下旬に武力で弾圧した。ウーガンビラさんは、複数の法律に基づいて68年の刑を2008年11月に言い渡された。2012年1月13日の大統領恩赦により釈放されている。釈放されるとすぐに、彼は活動を再開し、警察によって2度、短期間拘禁されたことがある。2012年4月、ウーガンビラさんは僧侶であることをやめて、一般人になり、長年の収監のため患ったPTSD(心的外傷後ストレス障害)の専門的治療を受けるため、タイに移り住んだ。
- 最新情報:
- 2016年7月 6日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年4月26日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ウーガンビラさん(男性)
- 期限:
- 2016年8月 6日
- 配信日:
- 2016年7月 6日
- UA No:
- 014/2016
良心の囚人のウーガンビラさんの起訴が棄却され、7月1日に釈放された。
7月1日、ウーガンビラさんが入国の際にかけられた容疑で有罪を言い渡され、刑期を満了したことと、また他の起訴が裁判所に棄却されたことにより、ヤンゴンの刑務所から釈放された。
ウーガンビラさんは1月19日に逮捕された。生活拠点としていたタイからビルマ(ミャンマー)に入って数日後だ。ビルマのパスポートを更新するためにビルマに入国したが、不法入国だとして、6カ月の懲役刑を言い渡された。
6月28日には、2012年に行っていた活動も罪を問われ、追加で起訴された。「サフラン革命」と呼ばれる大規模な反政府抗議活動を先導したとして2007年から収監されていたが、2012年に釈放されている。釈放されるとすぐに、サフラン革命に関わったことを理由に政府に閉鎖された自分の僧院を再開しようとした。
アムネスティは、これらの起訴は恣意的な理由に基づいていると考えている。ウーガンビラさんは、そもそも収監されるようなことは何もやっていない。
アムネスティは、引き続き全ての良心の囚人が釈放されるように呼びかけていく。
アクションは終了となります。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。