最新情報:
2016年12月 6日 (stop情報)
更新履歴:
2016年2月 9日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
ムハンマド・アル=ハシュラムーン(男性)
期限:
2017年1月 6日
配信日:
2016年12月 6日
UA No:
031/2016

ムハンマド・アル=ハシュラムーンさんは、6カ月間行政拘禁された後、6月28日に釈放された。しかし、イスラエル当局に再逮捕され、11月7日に新たに4カ月間の行政拘禁命令を受けた。

ムハンマド・アル=ハシュラムーンさんは、2015年12月3日に被占領東エルサレムのラス・アル=アムッドの自宅で逮捕され、それ以来ずっと収監されていた。逮捕時は、17歳だった。彼は1月20日に国防省から6カ月間の行政拘禁命令を受けた。ムハンマド・アル=ハシュラムーンさんはこの命令が失効した6月28日に釈放されたが、叔母と一緒にいた10月12日、自宅で再逮捕された。家族は「ショッキングなほど激しい逮捕だった」という。家族が5,000シュケル(1,300米ドル)の保釈金を支払った後、当局は11月4日に彼を釈放したが、数日後の11月7日、黒づくめの警官の大部隊が家にやって来て、彼を再逮捕した。彼の叔父がアムネスティ・インターナショナルに語った所によると、ムハンマド・アル=ハシュラムーンさんは今、4カ月間の行政拘禁命令を受けた。

アムネスティは未成年、成年問わず行政拘禁に反対しているが、現在、子どもの行政拘禁に対象を絞ってキャンペーンしている。そのため、ムハンマド・アル=ハシュラムーンさんのケースを引き続き見守っていくが、彼が18歳になったことでこの緊急行動を終了とする。

NGOのディフェンス・フォー・チルドレン・インターナショナル・パレスチナによると、2015年10月以降、19名のパレスチナ人の子どもが行政拘禁命令を受けている。その内、12名は起訴されないまま釈放された。2名は裁判所に移され、起訴された。残り5名の内、少なくとも1名は拘禁中に18歳となり、4名が依然として行政拘禁されている。

さらなるアクションの要請はありません。アピール文を送っていただいたすべての方々にお礼申し上げます。