- 最新情報:
- 2016年12月 8日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年5月 5日
- 国名:
- イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
- 対象者:
- アベド・アル=ラーマン・アワド・クマイル
- 期限:
- 2017年1月 8日
- 配信日:
- 2016年5月 5日
- UA No:
- 101/2016
パレスチナ人のアベド・アル=ラーマン・アワド・クマイルさん(当時16歳)は、2月4日の就寝中、イスラエル軍によって逮捕された。彼は4カ月間の行政拘禁命令を受け、獄中で17歳の誕生日を迎えた。
ジェニンの南にあるカバティヤ出身のアベド・アル=ラーマン・アワド・クマイルさんは2月11日、6カ月間の行政拘禁命令を受けた。2月16日の審理で命令を4カ月に減軽された。獄中で17歳の誕生日を迎えた。
行政拘禁は起訴や裁判なしに無期限拘禁できるもので、未成年への適用がますます増えている。主にイスラエル軍がパレスチナ人に適用するこの命令は、無期限に更新できる。アベドさんの家族はアムネスティ・インターナショナルに対し、彼が2月4日の午前2時、睡眠中にイスラエル軍によって逮捕されたと語った。彼は近くのジャラマ検問所に3日間、勾留されてから、イスラエル北部のメギッド刑務所に移送された。アベドさん本人は、尋問もされなかったし、勾留された理由も分からないと述べている。
皆、東エルサレム出身の17歳のパレスチナ人であるムハンマド・ガイスさん、ファディ・アッバシさん、カセム・スベさんは2015年10月に逮捕され、未成年としてはほぼ4年ぶりに行政拘禁された。彼らは行政拘禁命令が失効してから1月19日に釈放された。それ以降、あらたに少なくとも13名の未成年が行政拘禁され、その内、4月26日現在、11名が拘禁されたままである。11名の内の1人、ジェニンのヤバド出身の17歳は、3月2日の午前4時の就寝中にイスラエル軍兵士が自宅のドアを破ってきてから逮捕された。彼の話では、本人は否定するソーシャル・メディアでの暴力扇動に関連して、(被占領西岸地区の)サレム拘置所で39時間、尋問された。3月14日に3カ月間の行政拘禁命令を受け、現在、メギッド刑務所にいる。
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背景情報
国際人権法によると、未成年者の勾留は最後の手段としてのみ使用されるべきものであり、かつ短期間でなければならない。また拘禁に代わる適切な選択肢も検討すべきだ。国連子どもの権利条約の下でのイスラエルの義務に沿えば、同国内で行政拘禁されている未成年者は法廷もしくはその他の審理権を有する独立的、中立的部局で拘禁の異議申し立てをする権利があり、また異議申し立てについて迅速な決定を受ける権利があるが、それらが否定されている。未成年者として適切な保護を受ける権利も、成人と拘禁されることなどでないがしろにされている。ディフェンス・フォー・チルドレン・インターナショナル・パレスチナ(DCI-Palestine)によると、ヘブロン出身の17歳、バシール・ムハンマド・アル=アトラシュさんは2015年10月30日に尋問され、弁護士との面会を拒絶された。彼は投石とソーシャル・メディアでの扇動の罪に問われていたが、本人は否定している。彼は屋外の金属製の檻に成人の被拘禁者5名と共に収監されていた。彼は3カ月間の行政拘禁命令を受けたが、2016年1月28日にその命令が失効する2日前にイスラエル軍検察官は、火炎瓶の製造とイスラエル軍の検問所への投てきとの関連で彼を起訴した。ムハンマド・ガイスさんの家族によると、彼とファディ・アッバシさんは他の未成年者と同様に成年4名と同じ建物に拘禁されている。
行政拘禁されている未成年者の中には弁護士に面会できないまま延々と尋問されたり、独房に拘禁されている者もいる。ムハンマド・アル=ハシュラムーンさん(17歳)は2015年12月3日未明、東エルサレムのラス・アル=アムドの自宅のアパートをおよそ40名の国境警察官とイスラエル保安局(ISA)に急襲され、逮捕された。彼らはロシアン・コンパウンド拘置所内にあるエルサレムのISA尋問センターに彼を連行した。18日間、勾留されてから、イスラエル南部のアシュケロン刑務所に移され、そこに4日間いた。エルサレムでの襲撃計画について繰り返し尋問されたが、計画を否定した。そうして22日間、独房に監禁され、弁護士とも会えず、長期間、くり返し尋問された。彼はエルサレム下級裁判所に2度出廷し、1月20日の2回目の審理の後、裁判所で1週間の自宅軟禁とおよそ1,260米ドルの罰金を命じられた。しかし、自宅軟禁の代わりに、イスラエル国防相は翌日、彼に6カ月間の行政拘禁命令を下した。
- 最新情報:
- 2016年12月 8日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年5月 5日
- 国名:
- イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
- 対象者:
- アベド・アル=ラーマン・アワド・クマイル(男性)
- 期限:
- 2017年1月 8日
- 配信日:
- 2016年12月 8日
- UA No:
- 101/2016
アベド・アル=ラーマン・アワド・クマイルさんはイスラエル国内のメギッド刑務所で8カ月近く行政拘禁されていたが、10月2日、釈放された。彼は拘禁中に17歳の誕生日を迎えた。
2月4日、ジェニンのカバティアにある自宅で逮捕され、2月11日に6カ月間の行政拘禁命令を受けた。判事は2月16日に4カ月に減軽した。しかし、最初の刑が満了した時、4カ月間の追加行政拘禁命令を受けた。今回は、拘禁命令は延長すべきではないと判断され、10月2日、釈放された。
NGOのチルドレン・インターナショナル・パレスチナ(DCI)によると、2015年10月以降、パレスチナ人の子ども19名に行政拘禁命令が出されてきた。その内、12名は起訴されないまま釈放された。2名が裁判所に移され、起訴された。残りの5名の内、少なくとも1名は拘禁中に18歳となり、4名が依然として行政拘禁されている。
この件に関するアクションはこれで終わります。アピール文を送っていただいたすべての方々にお礼申し上げます。