- 最新情報:
- 2019年5月27日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月23日 (更新情報)
- 2018年1月20日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ワーロウンさん、チョーソーウーさん
- 期限:
- 2018年10月18日
- 配信日:
- 2018年1月20日
- UA No:
- 004/2018
ロイターの記者ワーロウンさんとチョーソーウーさんは、通常の取材活動をしていただけで最高14年の刑を言い渡される可能性がある。当局は、2人を即時、無条件に釈放し、起訴を取り下げるべきだ。
1月10日、2人は国家機密法違反容疑で起訴された。植民地時代に作られた厳格な同法は、国家の保全や利益を損ねる目的で文書・情報を入手、記録、交信した者に最高14年の刑を科す。
2人は、ラカイン州で少数派ロヒンギャに対する軍の弾圧の状況を取材していた。見ず知らずの警官に誘われて食事に出かけた時、拘束された。警官から書類を渡された後、逮捕された。警察によれば、逮捕の理由は、「ラカイン州や治安部隊に関する重要な機密情報を国外メディアに渡すつもりで情報を入手した」である。国営の報道機関は警官2人も逮捕されたと報じたが、アムネスティはさらなる情報は入手していない。次回の公判は、1月23日の予定だ。
ワーロウンさんとチョーソーウーさんの拘束は、ラカイン州内での取材を認めないという意思の表れだろう。これは表現の自由に対する露骨な攻撃であり、ジャーナリストの取材活動が確実に難しくなっていくだろう。
- 最新情報:
- 2019年5月27日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月23日 (更新情報)
- 2018年1月20日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ワロウンとチョーソーウー(男性)
- 期限:
- 2018年10月18日
- 配信日:
- 2018年9月23日
- UA No:
- 004/2018
ジャーナリストのワロウンさんとチョーソーウーさんが9月3日、国家機密法違反で7年の刑を言い渡された。この判決には、ラカイン州で2人が平和的に行ってきたジャーナリストとしての活動を押さえ込もうとする当局の意図が伺える。2人とも良心の囚人であり、即時、無条件に釈放されなければならない。
言い渡された刑期は7年だが、これまで勾留されてきた約9カ月間も刑期の一部とみなされる。弁護側は、控訴するつもりだ。
昨年の12月、2人を夕食に招いた警察官から公式の文書を手渡されたことに関連して、逮捕された。2人は警察官とは面識はなかった。当時、2人は、70万人以上のロヒンギャがバングラデシュに逃れるきっかけとなった国軍の残虐行為に関する取材をしていた。2週間、外部との接触ができない状態で収監され、弁護士やバングラデシュに逃れた自分たちの家族とも連絡が取れなかった。4月、その警察官が検察側の証人として証言台に立ち、「上司からの命令で2人を罠にかけた」と語った。しかし、裁判官は起訴を棄却しなかった。その後、警官は、非公開の裁判で、警察規律法違反で実刑を言い渡された。
1月に裁判が始まって以来、その手続きや独立性に問題があった。というのは、警察官の一人の証言によると、記者たちの携帯電話は令状もなく調べられ、携帯電話から得られた情報は改ざんされた可能性があるということだったからだ。また、2人は、尋問期間中、睡眠を奪われ、頭部を黒袋で覆われ、何時間も正座させられるなど、拷問を受けない権利を侵害された。
- 最新情報:
- 2019年5月27日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月23日 (更新情報)
- 2018年1月20日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ロイター通信記者2人(男性)
- 期限:
- 2018年10月18日
- 配信日:
- 2019年5月27日
- UA No:
- 004/2018
国家機密法違反で投獄されていたロイター通信のワロウン記者とチョーソーウー記者が5月7日、大統領恩赦で釈放された。釈放は、国内外の報道の自由にとって大きな勝利であり、アムネスティの無罪放免を訴える活動は、2人の早期釈放に寄与したものと考える。
2人の記者は一昨年12月、ラカイン州北部で治安部隊が関与したとされるロヒンギャ10人の虐殺を取材していたときに治安当局に逮捕された。その後、国家機密法違反で起訴され、昨年9月の一審で7年の刑を言い渡され、今年1月の2審でも有罪が支持され、4月の最高裁判所で刑が確定した。その2週間後に大統領恩赦が発表された。2人の拘禁期間は、勾留期間を入れると500日を超えた。
釈放されたワロウンさんは、刑務所前で記者たちに「刑務所にいる私たちに釈放要請などの支援をいただいた世界中の方々に感謝したい。すぐにでも職場に復帰したい」と述べた。
ワロウンさんとチョーソーウーさんは、取材活動をしていただけであり、逮捕や処罰などあってはならなかった。従って、有罪判決そのものが無効であり、判決そのものが破棄されるべきだ。
アムネスティは、表現・結社・集会の自由の制限が今も続くことに懸念して、これらの自由の行使で投獄されている人びとの釈放と抑圧的法律の廃止を引き続き求めていく。
本件に関するアクションはこれで終わります。要請文を送付してくださったすべての方に感謝いたします。