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中国:
中国:勾留中の弁護士に拷問のおそれ

最新情報:
2019年3月 2日 (更新情報)
更新履歴:
2018年4月 9日
国名:
中国
対象者:
余文生(男性)
期限:
2019年5月 5日
配信日:
2019年3月 2日
UA No:
019/2018

北京在住の人権派弁護士の余文生(Yu Wensheng)さんが2月1日、起訴され、公判を待つ身となった。起訴したことについての通達はなかった。余さんは、昨年1月に拘束されて以後、弁護人と面会ができず、虐待を受けてきたおそれがある。余さんは、表現の自由の権利を行使しただけで拘束されたのであり、即時、無条件に釈放されるべきだ。

起訴後、徐州市人民検察院から徐州市中級人民法院へ移され、裁判を待つことになった。弁護人は、起訴に関する通知を受けず、起訴文書を見ることもできない。また、被告人との面会も認められなかった。余さんが連行されて以来、25回、面会を申請したが、明確な、あるいは正当な理由もなく、すべて拒否された。余さんが、弁護人に連絡を取ることもできない。虐待を受けているおそれがある。

余さんは、指定居所監視居住(被告人の居住場所の指定と監視)に置かれた後、昨年4月、国家の転覆と扇動および公務執行妨害の容疑で逮捕された。

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背景情報

余文生さんは、北京の著名な人権派弁護士だ。良く知られる人権に関する事件を数多く担当した。たとえば、法輪功修練者や同僚の人権弁護士、王全璋さんらの弁護だ。王さんは、2015年に始まった弁護士や活動家に対する大規模な弾圧で、国家権力転覆罪で起訴され、2年半後の今年1月28日、4年半の実刑判決を受けた。

余さんは、昨年4月、2つの容疑で正式に逮捕され、有罪となれば、国家転覆扇動で最高15年の実刑判決を受けるおそれがある。

昨年1月に連行される4日前、彼は北京市法務局から、弁護士事務所に雇われていた期間が6カ月に満たないため、弁護士資格を取り消す旨の文書を受け取った。また、法律事務所開設の申請が、却下された。共産党による統治に反対し、社会主義者による法治を激しく批判するコメントを繰り返したためということだった。

余さんは、2014年に3ヵ月間あまり拘束されており、その時に拷問を受けたと、後にアムネスティに語った。2014年10月、香港の民主化運動を支援して逮捕された。その時は、61日間収監され、およそ200回にわたり尋問を受けた。その間、弁護士との面会が許されず、10人の公安局員から毎日、3交代で取り調べを受けた。当初の嫌がらせは、言葉だけだったが、その後、暴力に変わった。手錠をかけられ、鉄製の椅子の背後に両腕を縛られ、筋肉と骨の関節が完全に引き延ばされた。手錠を繰り返し強く引っ張られ、痛みに悲鳴を上げた。

2017年10月には、中国全土に全体主義を強化する習近平主席は、その任に不適切だとする公開書簡を書いたため、短期間勾留された。

昨年1月、上海のニュースサイト、ザ・ペイパーが、「余という弁護士が、逮捕に抵抗し、2人の警官に暴行した」とするニュースを流した。その様子を撮った映像は、あきらかに偽装されたものだった。このニュースは、ニュース検索サイトやソーシャルメディアに広く流れ、余さんの名がツイートや発信人不明のソーシャルメディアの記事にあがった。同じような手段が、拘束中の弁護士や活動家を中傷するために使用されている。

2015年、弁護士の王宇さんとその家族が拘束されたのが、人権派弁護士や活動家に対する、前例のない政府の弾圧の始まりであった。それに続く数週間、およそ250人の人権派弁護士や活動家が、尋問され国家治安局に拘束された。彼らの事務所と自宅の多くが強制捜査を受けた。2017年12月時点で、9人が国家権力転覆、国家転覆扇動、論争挑発などの容疑で有罪判決を受けた。そのうち5人は、未だに収監されており、3人が執行猶予付きの実刑判決を受け、1人が監視下ではあるものの刑事罰免除となった。10人目の弁護士、王全璋さんは、この1月、4年半の実刑判決を受けた。

アクションしてください。

英語または中国語で以下の当局への要請事項を盛り込んだ下の要請文を航空書簡(全世界90円)またはメールで、できるだけ早く送ってください。ご自身で要請文を作成されても結構です。

  • 余文生さんは、表現の自由の権利を平和的に行使しただけであり、当局は、起訴を取り下げ、即時かつ無条件に釈放すること。
  • 弁護士と家族に、定期的に制限されることなく面会し、拘禁中に虐待を受けることのないよう保障すること。

要請例文

Han Xiaojun, Procurator-General of Xuzhou City People’s Procuratore
No. 128, Xiannanlu
Quanshan Qu, Xuzhou Shi
Jiangsu Sheng 221006
People’s Republic of China
Email: jssxzsjcy@163.com

Dear Procurator-General Han,

Beijing human rights lawyer Yu Wensheng was indicted on 1 February 2019 and his case has been transferred from Xuzhou City People’s Procuratorate to Xuzhou City Intermediate People’s Court awaiting a trial date, according to his wife who was told by an officer of the procuratorate. No formal notification about the indictment, nor any of the legal documents of his case, have been made available to his lawyers.

Yu Wensheng’s lawyers were once again not allowed to meet him in the detention centre on 12 and 13 February 2019. They have made 25 attempts to visit Yu Wensheng since he was taken away in January 2018, however all requests, without any clear or valid reason, have so far been rejected by the police. Without access to a lawyer of his choice, I am concerned that Yu Wensheng is at risk of torture and other ill-treatment.

Yu Wensheng was taken away by police on 19 January 2018 and, after being placed under “residential surveillance in a designated location”, was formally arrested on 19 April 2018 on suspicion of “inciting subversion of state power” and “obstructing the duties of public officers”.

I call on you to

  1. Immediately and unconditionally release Yu Wensheng and drop the charges against him as he has been detained solely for peacefully exercising his human right to freedom of expression;
  2. Ensure that he has regular, unrestricted access to a lawyer of his choice and his family and investigate and ensure that while in detention Yu Wensheng is not subjected to torture or other ill-treatment.

Yours sincerely,

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