- 最新情報:
- 2018年5月14日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年5月 8日
- 国名:
- トルコ
- 対象者:
- プライドパレード参加予定者(男女)
- 期限:
- 2018年6月14日
- 配信日:
- 2018年5月 8日
- UA No:
- 083/2018
アンカラの中東工科大学の学生が企画したプライドパレードが5月12日に実施される。場所は大学のキャンパスだ。しかし、アンカラ県と大学当局がパレードの実施を阻止しようとしている。明らかに、集会の自由の権利の侵害だ。パレードの実施は許可されるべきだし、LGBT関連イベントを禁止するルールは撤廃されるべきだ。
中東工科大学恒例のスプリング・フェスティバルは、5月9日から3日間開催され、終了翌日の5月12日に、プライドパレードが行われる。
大学当局は4月初め、パレードが実施されることをアンカラ県に通知した。これに対し県は、「フェスティバルとパレードは騒動を引き起こすおそれがあり、認められない」と回答した。
フェスティバルは、過去31年間にわたり多様な文化の交流の場として実施されてきた。さらに、この7年間は、フェスティバルの翌日にプライドパレードが加わった。これらのイベントは、多くの学生グループの支援なしでは、実現しなかった。今年は、中東工科大学のLGBTIグループもこの期間中にイベントを予定している。
学長がLGBTIグループにした説明では、アンカラ県担当者に対しフェスティバルの開催は認めるよう要請するが、プライドパレードについては触れるつもりはないとのことだった。また、政府寄りの新聞では、「パレードと主催者は、性的に偏向している。ラマダンの直前にもかかわらず、不道徳な行動を計画する社会の逸脱者だ」とする記事が掲載された。
アンカラでは、LGBTIのイベントが2017年11月以来全面的に禁止されている。しかし、平和的集会の権利は、国際法でもトルコの法律でも保障されている。実施に制限を加えるにしても、それは合理的な理由に基づくものでなければならない。さらには最小限の制限でなければならない。したがって、プライドパレードの全面禁止は違法だ。
- 最新情報:
- 2018年5月14日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年5月 8日
- 国名:
- トルコ
- 対象者:
- プライドパレード参加予定者(男女)
- 期限:
- 2018年6月14日
- 配信日:
- 2018年5月14日
- UA No:
- 083/2018
首都アンカラの中東工科大学で5月11日、学生主催のプライドパレードがあったが、当初懸念された自治体の横やりもなく、無事、盛大に行われた。
プライドパレードは、大学恒例のスプリング・フェスティバルの一環として実施されてきたが、今年は、県が「騒動になる」として実施を認めなかった。しかし、学生たちは実施に踏み切り、パレードは数百人の学生の参加を得て成功裏に終わった。
主催したLGBTI学生団体は、アムネスティがプライドパレードを支持し、UAなどで支援したことに深く感謝し、次のように話した。「私たちには、黙って県の命令に従うのではなく、勇気をもってパレードを実施するという選択肢しかなかった。なぜなら、パレードの禁止は、違法であり、私たち自身の存在を否定するから。命令に屈服せず、実施できたのは、世界中のアムネスティの人たちの支援と連帯があったから。皆さんの支援がなければ、実現しなかった」。
今回のUAに参加していただいた皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。これで、このUAは終了とします。