最新情報:
2018年9月 5日 (stop情報)
更新履歴:
2018年6月18日
国名:
アンゴラ
対象者:
学生3人(男性)
期限:
2018年10月 5日
配信日:
2018年9月 5日
UA No:
115/2018

7月17日、副大統領に投石したとして、罪を問われていたアフォンソ・S・ムアチプクロさん (22)、アントニオ・J・フェルナンドさん(18)、ジャスティノ・H・ヴァレンテさん (21)の3人が、証拠不十分で無罪となり、釈放された。

4月4日、マランジェ市展示館に向かっていた副大統領の車列が、マランジェ州知事の罷免を求める100人以上のデモ隊に遭遇した。3人は同日、帰宅途中に立ち寄ったマーケットにいたところを逮捕された。警察署長は、「デモに参加していた彼らが投石したことを、シャツの色で特定した」と説明した。しかし、その時刻の彼らの居場所は、デモがあった場所から約4km離れたところだった。

一審の裁判所は4月9日、7カ月の実刑判決を言い渡した。検察側は、投石したことを示す証拠を何も提出しなかった。さらに、弁護士不在のままで裁判が行われ、異議申し立てや証人を立てる機会も与えられないという、極めて不当な裁判だった。

しかし、最高裁は7月17日、上告審判決で、投石に関与したことを示す証拠が不十分だとして、逆転無罪を言い渡し、3人は釈放された。

ジャスティノさんの姉のヘレナ・ムタレノ・ダ・シルビアさんは、とりわけ、アムネスティが、3人の若者の釈放を求める運動をしたことに感謝の意を表しています。

要請文を送っていただいたすべての方々に感謝を申し上げます。本件に関わるアクションはこれで終了します。