- 最新情報:
- 2018年12月28日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年10月23日
- 国名:
- マレーシア
- 対象者:
- ハッサン・アル=コンタール(男性)
- 期限:
- 2019年1月28日
- 配信日:
- 2018年12月28日
- UA No:
- 180/2018
クアラルンプール国際空港で約7カ月間、足止めされていたハッサン・アル=コンタールさんが、カナダの難民認定と永住権を受けることができたため、マレーシアを発ち、11月26日、カナダに入国した。当初、不法滞在のため、母国シリアへの強制送還が検討されていたが、カナダのボランティアの人たちの支援で、カナダに移ることができた。
報道によると、コンタールさんは当面、コンタールさんの保証人になってきたカナダ人宅に滞在する予定で、地元のホテルでの仕事も紹介された。正式に難民認定された日付は明らかにされていないが、コンタールさんがカナダに向かう数日前に、弁護士から認定の一報が届いたという。
コンタールさんは、シリア国内の紛争と兵役を逃れるためにアラブ首長国連邦(UAE)に11年間、滞在したが、在留期限が切れて国外追放となり、昨年10月、マレーシアに入国した。
3カ月の観光ビザが切れると、罰金を払って、トルコとカンボジアに向けて出国しようとしたが、認められず、7カ月間、クアラルンプール国際空港に足止めされていた。拘束後、コンタールさんの処遇がまとまらなかったため、内務副大臣がシリアへの強制送還を検討していることを10月4日に公表した。シリアに送還されれば、虐待、恣意的拘禁、強制失踪などを受けるおそれがあった。
今年4月、カナダのボランティアグループの支援で、カナダに難民申請をした。申請手続きは、ほぼ2年かかり、受け入れられるかもわからなかった。コンタールさんは、カナダ到着の前日にツイッターに投稿したビデオで、次のように話している。「この10カ月、扱われ方が冷たく、心身ともきつかった。皆さんの支援と祈りがなかったら、私はカナダに行くことができなかったと思う。皆さんに感謝します。 難民キャンプに入れられ、最も助けを必要としている世界中の人びとのために、祈り続けよう。一刻も早く、彼らが安全と法律の保護を得られるように」
このUAは、これで終了します。要請書を送付してくださったすべての方に感謝いたします。