- 最新情報:
- 2019年12月23日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2019年8月30日 (更新情報)
- 2019年4月26日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- 3人(男性)
- 期限:
- 2020年1月23日
- 配信日:
- 2019年4月26日
- UA No:
- 048/2019
当時18才の学生だったヤン・シドロフさん、21才のウラァディスラフ・モルダソフさん、18才のシャシュミンさんの裁判が、5月に始まる。3人は2017年11月、大規模火災で家を失ったロストフ住民に対する国の対応への抗議をめぐるでっち上げの容疑で起訴された。
シドロフさんとモルダソフさんは2017年11月5日、ロストフ州政府ビルの前に抗議の座り込みをする準備をしていたところを逮捕された。その年7月から8月にロストフであった大規模な火災で家を失った住民に対して、当局は支援を怠った。3人のうち2人は、国に被災者支援を求めるために座り込みを思いついた。シャシュミンさんは、他の2人と面識はなく、座り込み場所に近い所にいたところを拘束されてしまった。
シドロフさんとモルダソフさんは、社会不安の組織的拡大を目論んだとして訴追された。シャシュミンさんは、その運動に参加した容疑を着せられた。いずれも、有罪なら最長15年の刑になる。2人は公判前拘禁され、シャシュミンさんは自宅軟禁されている。
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追加情報
2017年11月5日、シドロフさんとモルダソフさんはロストフ地方政府前の広場に行き、座り込みの支度を始めた。配布チラシ、拡声器1個、ポスター2枚を持参していた。ポスターには「ロストフ火災の犠牲者に土地を返せ」と「政府は辞めるべきだ」とあった。
2017年7月と8月にロストフ州のロストフ・ナ・ドヌーであった大規模な火災で、160戸以上が焼き出された。約700人が被災者と正式に認められている。住民は、失った私財に対してごくわずかな補償しか受けられなかった。一方、家の建て直しは認められず、失った土地に対する何らの補償もなかった。政府のこの対応で、住民を追い出すための故意の放火ではないかといううわさが広まった。
3月、3人を支援する公開質問状に60人以上が署名した。昨年8月のモルダソフさんの話では、座り込みを始める前に、「座り込みは違法だ」として逮捕された。同じ日に、シャシュミンさんは、広場近くのアパート街にいたところを逮捕された。シャシュミンさんは当時他の2人を知らず、もちろん、座り込みのことも知らなかったと主張している。
警察は、暴力的なデモを組織しようとしていたと自白させるために、拷問したともいわれている。2017年11月6日、2人は、無許可で公共の場でイベントをしたとして、行政拘禁7日の命令を受けた。シャシュミンさんは、「軽微な乱暴行為」という嘘の容疑で行政拘禁5日を受けた。
- 最新情報:
- 2019年12月23日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2019年8月30日 (更新情報)
- 2019年4月26日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- 3人(男性)
- 期限:
- 2020年1月23日
- 配信日:
- 2019年8月30日
- UA No:
- 048/2019
ロシア南西部の地方裁判所で、ヤン・シドロフ、ウラジスラフ・モルダソフ、ヴィアチェスラフ・シャシミンの裁判が行われている。2017年11月、大火災で家を失った住民に対する自治体の対応がお粗末だとして抗議のストを決行しようとしたところ、社会不安の拡大を目論んだとして起訴された。
法廷では、2人が自白を強要するための拷問を受けたと再度主張したが、裁判官は耳を貸さなかった。3人は、抗議しただけで何の違法行為もしていない。直ちに無条件に釈放され、拷問や虐待の申し立てに対して実効性ある捜査をするべきだ。
- 最新情報:
- 2019年12月23日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2019年8月30日 (更新情報)
- 2019年4月26日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- 若者2人(男性)
- 期限:
- 2020年1月23日
- 配信日:
- 2019年12月23日
- UA No:
- 048/2019
大規模火災の被災者への支援がお粗末だとして自治体を批判したヤン·シドロフさん(20才)とウラジスラフ·モルダソフさん(23才)が社会の不安を扇動した罪に問われていた裁判の控訴審で、有罪が支持され、それぞれ6年7カ月と6年6カ月の刑が確定した。被災者を擁護して自治体に支援の強化を訴えただけであり、言論の自由の権利の弾圧にあたる判決は取り消され、勾留中の拷問の申し立ては、捜査されるべきだ。
本件に関するアクションはこれで終わります。要請文を送付してくださった方がたに感謝いたします。ありがとうございました。