- 最新情報:
- 2022年6月 6日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2021年1月19日 (更新情報)
- 2019年8月 1日
- 国名:
- エジプト
- 対象者:
- イブラヒム・エズ・エルディン(男性)
- 期限:
- 2022年7月 6日
- 配信日:
- 2019年8月 1日
- UA No:
- 104/2019
NGOの調査員、イブラヒム・エズ・エルディンさんが、6月11日にカイロの自宅近くで治安当局に拘束された後、消息が途絶えたままだ。当局は、繰り返し拘束を否定している。家族と弁護団は、検察官に強制失踪を提訴した。
エルディンさんは、「権利と自由のためのエジプト委員会(ECRF)」の居住権調査員として、だれでも手ごろな価格の住宅に安心して住める社会の実現を目指して、強制立ち退きや都市計画政策の実情を調査し、公表してきた。
同団体の関係者は、当局に目をつけられることが多く、この4年で4人が逮捕された。直近では、労働者の権利を扱う弁護士のヘイサム・モハムディーンさんが今年5月、テロリストを支援したという事実無根の容疑で逮捕され、現在も勾留が続く。事務局長で元アムネスティ国際調査員だったモハメッド・ロッフィーさんの妻、アマル・ファシーさんは、横行するセクハラに対応していないとして当局を批判して昨年5月、逮捕され、年末に釈放された。
エジプトは今、合法的な活動や平和的な表現や集会で数百人が逮捕されるという人権の危機にある。
弾圧の対象は、ジャーナリスト、政治に意見を言う人、政治家、市民団体職員などだ。その多くは、拘束場所が不明で、その後、事実無根のテロ容疑などで起訴され、数カ月から数年、裁判なく勾留される。
- 最新情報:
- 2022年6月 6日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2021年1月19日 (更新情報)
- 2019年8月 1日
- 国名:
- エジプト
- 対象者:
- イブラヒム・エズ・エルディン(男性)
- 期限:
- 2022年7月 6日
- 配信日:
- 2021年1月19日
- UA No:
- 104/2019
当局に秘密裏に拘束されたとみられていたNGOの調査員、イブラヒム・エズ・エルディンさんが2021年1月2日、国家最高保安検察庁で取調べを受けていたことがわかった。容疑は、テロ組織の一員というが、根も葉もなかった。
エルディンさんは、「権利と自由のためのエジプト委員会」の居住権調査員をしてきた。市民がだれでも手ごろな価格の住宅に安心して住める社会の実現を目指して、強制立ち退きや都市計画政策の実情を調査し、公表してきた。一方、同団体の活動は、政府の政策と対立することが多く、関係者の多くが、当局の捜査対象になってきた。一旦拘束されると、事実無根の容疑で長期間、勾留されかねない。
エルディンさんは、2019年6月に行方不明になり、後に治安当局に拘束されていることがわかった。2020年12月末、カイロの裁判所が、釈放を命じたにもかかわらず、再び取り調べを受けることになった。警察は、エルディンさんの拘束を続け、釈放命令からわずか5日後、国家最高保安検察庁が、テロ組織に関与したという新たな容疑で取り調べに乗り出し、エルディンさんは、さらに勾留されることになった。
エルディンさんは、腰の炎症、慢性アレルギーなどに悩まされている。事情を知る医療専門家によると、2020年6月に拘束されてから半年近い取り調べ中に拷問を受け、負傷した。しかし、ろくな治療を受けられなかったため鬱病を引き起こした可能性がある。2020年中に2回の自殺未遂を起こしていた。体重が激減し、体力も弱っているという。
- 最新情報:
- 2022年6月 6日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2021年1月19日 (更新情報)
- 2019年8月 1日
- 国名:
- エジプト
- 対象者:
- イブラヒム・エズ・エルディン(男性
- 期限:
- 2022年7月 6日
- 配信日:
- 2022年6月 6日
- UA No:
- 104/2019
治安当局に拘束され、テログループの一員という根も葉もない容疑で3年近く拘束されていたNGO調査員のイブラヒム・エズ・エルディンさんが4月26日、疑いが晴れ、釈放された。
エルディンさんは、「権利と自由のためのエジプト委員会」の居住権調査員で、市民だれもが手頃な価格でマイホームに住める社会を目指して、強制立ち退きなどの実情を調査してきた。一方、団体の理念は国の政策と対立することが多く、その活動が当局の摘発を受けることもあった。
エルディンさんは2019年6月、治安当局に拘束され、5カ月間、拘置場所が明らかにされないままテロ組織の一員という根も葉もない容疑で暴力的な取調べを受けた。さらに2年半も拘束が続いたが、その間、腰痛などの持病を抱えているにもかかわらず、専門医の治療を受けられなかった。そんな中、世界中のアムネスティや他団体の支援者らがエルディンさんの即時釈放を求める活動を続け、ようやく今回、エルディンさんが自由の身になった。
「人間の尊厳と真っ当な生活を送る権利の擁護する仲間へ。刑務施設での約3年間、私は毎日、魂の一部を失い、再び自由になる希望を失いつつあるように感じました。唯一、私の日々を照らし、希望を与えてくれたのは、みなさんが今も私を覚えており、私の自由を求め続けている知らせでした。私が希望を持ち、前進し続ける動機になりました。エジプトで、また世界で私を支援してくれたすべての人に感謝します。特にアムネスティの職員・会員の皆さんには、真っ暗闇の中で一筋の光を放ってくれました。言葉では言い表せないほどです。ありがとうございました」
英語でUAを読む