最新情報:
2021年1月26日 (stop情報)
更新履歴:
2021年1月 8日 (更新情報)
2020年12月12日
国名:
米国
対象者:
死刑囚3人(男女)
期限:
2021年2月26日
配信日:
2021年1月26日
UA No:
026/2020

1月半ば、トランプ政権下で女性1人を含む3人に死刑が執行された。これにより、連邦政府による死刑執行数は、過去半年で13件となった。それぞれの裁判過程に、恣意性、機能不全の弁護人制度、人種的偏見、被告人の深刻な精神的、知的障がいなどが常につきまとい、国際法や国際基準に違反していた。

リサ・モンゴメリーさんは、1月13日午前1時31分に刑を執行された。収監中の連邦死刑囚の中で唯一の女性で、連邦政府としては、67年ぶりの女性の処刑だった。モンゴメリーさんは、重度の精神障がいや脳障がいを抱えていた。黒人男性のコーリー・ジョンソンさんは、1月14日午後11時34分に執行された。弁護団によると、知的障がいがあるにもかかわらず裁判では考慮されず、裁判は人種的偏見がつきまとった。ダスティン・ヒッグズ氏は、1月16日午前1時23分に処刑された。弁護団は、減刑につながった可能性がある証人の証言を検察側が認めなかったと指摘した。いずれの裁判でも、幼少時のニグレクト、虐待、暴力などによるトラウマなど酌量されるべき情状が陪審員に示されていなかった。

アムネスティは、例外なく無条件に死刑に反対する。

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