最新情報:
2020年7月21日 (stop情報)
更新履歴:
2020年3月27日
国名:
中国
対象者:
李翘楚(女性)
期限:
2020年8月21日
配信日:
2020年7月21日
UA No:
028/2020

今年2月から4カ月間、勾留されていた活動家の李翘楚(Li Qiaochu) さんが6月19日、保釈された。

ジェンダーに基づく暴力や労働者の権利の取り組みで知られる李さんは2月16日、警察に連行され、2カ月後、「指定居所監視居住」と呼ばれる勾留措置を受けていることがわかった。拘束の背景には、ジェンダーに基づく暴力への取り組みや他の活動家との連携、パートナーが弁護士の集まりに参加したことなどがあると推測されている。

李さんは、労働者や女性などの平等の権利にかかわる問題に長年、関わってきた。北京当局が、2017年に都市整備の一環で低所得者層の人たちの排除に乗り出したときも、李さんは、他のボランティアとともに退去させられた人たちの仕事や住居探しに奔走した。

昨年、鬱病と診断されたため、今回のような長期の拘束が体調に与える影響が心配されていた。そんな中、今回、保釈までの勾留期間が、4カ月と比較的短かったのは、不幸中の幸いだ。世界中の人びとが、李さんの釈放を求めて当局に働きかけたことが、功を奏したと言える。

元気な姿で帰宅した李さんは、自分の支援活動に参加したすべての人たちに感謝し、「私や家族を支援してくれてありがとう」とメッセージを送っていた。

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