最新情報:
2020年9月30日 (stop情報)
更新履歴:
2020年8月17日
国名:
ベネズエラ
対象者:
ニックマール・エバンズ(男性)
期限:
2020年10月30日
配信日:
2020年9月30日
UA No:
125/2020

政治学者で活動家のニックマール・エバンズさんが9月1日、釈放された。マドゥロ大統領の赦免を受けた110人のひとりだ。今年7月、容疑もなく逮捕され、50日間拘束されていた。ソーシャルメディアに投稿して大統領を批判したためだった。

エバンズさんは7月13日に逮捕状もなく拘束され、勾留場所が公表されないまま裁判にかけられた。「憎悪の擁護」の罪に問われた。ソーシャルメディアの投稿が、大統領の信条に反するとみなされたからだった。ただ、どの投稿が「憎悪の擁護」に当たるのか、検察側は具体的に示さず、証拠として提出しなかった。裁判記録にも入っていなかった。

今回、大統領恩赦で釈放した当局の対応を評価したい。また、恩赦対象に、エバンズさん同様に発言の自由を行使して拘束されていた人たちを含めたことも賢明な対応だといえる。しかし、エバンズさんの容疑そのものが取り消されたわけではない。この点は、決して受け入れられない。

このUAに関するアクションは、これで終わります。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。ありがとうございました。

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