最新情報:
2021年2月20日 (更新情報)
更新履歴:
2021年1月20日
国名:
ベネズエラ
対象者:
人権団体職員5人(男女)
期限:
2021年4月30日
配信日:
2021年2月20日
UA No:
003/2021

ベネズエラ西部スリア州に拠点を置く医療・人道NGOアスール・ポシティボの事務所が1月12日、軍諜報局の家宅捜査を受け、職員5人が拘束された。5人は、2月15日に保釈されたが、金融犯罪と犯罪組織というでっち上げの容疑で起訴されている。NGO活動の摘発は、人道的活動に対する嫌がらせであることは明らかで、当局は、即時無条件に5人の起訴を取り下げなければならない。

NGOアスール・ポシティボは、2004年以来、HIVの予防、性の健康などの問題に取り組んできた。最近は、感染対策に有効なマスク使用の啓蒙活動もしている。その活動は、社会から高く評価され、市民にとって不可欠な存在であるにも関わらず、取り締まりの対象となった。

マドゥロ政権は、さまざまな失策による複合的な人道危機を作り出してきた。その結果、昨年末時点で540万人(人口の約2割)もの市民が他国に逃れる事態に陥っている。そんな中で、政権は、市民団体に対する圧力や職員の摘発、監視を強めてきた。人権活動など、特に国外から資金提供を受ける団体関係者の摘発を強化している。

アクションしてください。

英語で当局へ以下の要請事項を盛り込んだ要請文をツイッターでできるだけ早く送ってください。

  • 即時無条件に5人の起訴を取り下げる。
  • 市民の権利を守る活動をする市民団体への嫌がらせや監視、摘発をやめる。

要請文

President Nicolás Maduro
Twitter: @NicolasMaduro

I call upon you to ensure the immediate and unconditional end to the prosecution of all the staff of Azul Positivo and to end the harassment, prosecution, and censorship of all civil society organizations working to protect the rights of all Venezuelans.

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