最新情報:
2021年7月 6日 (stop情報)
更新履歴:
2021年2月22日
国名:
ロシア連邦
対象者:
マルガリタ・ユディナ(女性)
期限:
2021年4月30日
配信日:
2021年7月 6日
UA No:
019/2021

マルガリタ・ユディナさんが襲撃された事件に対する予備捜査が5月に始まった。ユディナさんは1月23日、政権に批判的なアレクセイ・ナワリヌイさんの拘束に抗議するデモに参加中に警官に暴行され、重傷を負った。捜査開始は一つの前進であり、襲撃者の訴追につながる可能性がある。ユディナさんの家族に対する嫌がらせもなくなっている。

1月、ナワリヌイさんの拘束に抗議するデモで4,000人以上が拘束され、2月2日の有罪判決後のデモでさらに1,400人が拘束されている。だが、デモ参加者に暴行を振るう警官が、取り調べを受けることはなかった。ユディナさんも警察官の暴力の被害者だ。ユディナさんは、1月23日にサンクトペテルブルクであったデモに参加中、なぜデモ参加者を拘束するのか、警官に詰問したところ、その警官にいきなり腹部を蹴られて倒れこみ、路面で頭を打った。その後、入院中、訪ねてきた警官に謝罪を受けていた。

今回の予備捜査で、捜査当局は、目撃者と現場を撮影したビデオ映像からの情報収集や、ユディナさんが受けた負傷の診断書の確認などを開始した。これらの予備捜査の結果に基づき、捜査当局が、加害警官を訴追するかを決める。訴追されれば、抗議活動での警官の暴力が、裁判にかけられる初のケースとなる。

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