- 最新情報:
- 2022年8月 2日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2022年1月31日 (更新情報)
- 2021年8月23日 (更新情報)
- 2021年8月10日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- イオシレヴィッチ(男性)
- 期限:
- 2022年9月 2日
- 配信日:
- 2021年8月10日
- UA No:
- 034/2021
6月23日、モスクワ地方裁判所はミハイル・イオシレヴィッチさんに対する恣意的な勾留を8月28日まで延長した。裁判は9月から始まると思われる。イオシレヴィッチさんは、表現と集会の自由の権利を行使しただけで検察当局の標的となり、「好ましくない組織」に協力したかどで起訴された。有罪になれば最大6年間の実刑を受ける。当局は、起訴を取り下げ、イオシレヴィッチさんをただちに釈放すべきだ。
イオシレヴィッチさんは、社会や政治に関心を持つ市民活動家だ。反汚職運動をはじめ多くの活動を支持し、組織してきた。昨年10月、「好ましくない組織」に認定されているオープン・ロシア(ロシア開放財団)に協力した容疑で起訴された。検察は法律に基づき、「憲法秩序や防衛、国家の安全」を脅かすとみなした国際NGOを「好ましくない組織」に指定することができる。イオシレヴィッチさんは、研修の場を提供してこのNG0に協力したとみなされた。だが、そもそも、「好ましくない組織」を定めた法律は、ロシアの国際人権義務に違反し、破棄されるべきものだ。さらに、イオシレヴィッチさんが場所を提供した団体は、オープン・ロシア以外の団体であり、当局の主張の根拠は、まったくなかった。
イオシレヴィッチさんは今年1月、検察側の「目撃者」を電話で脅迫したとして、再勾留された。専門家は、録音された声の主は、イオシレヴィッチさんではないと結論づけたが、裁判所はこの訴えを退けた。勾留は8月28日まで延長されることになり、その後、裁判が開かれると思われる。イオシレヴィッチさんは、平和的な活動と表現と集会の自由を訴えてきたことで、摘発の標的となっている。
昨年7月、プーチン大統領は、「好ましくない」組織への協力者に対する監視や刑事告発、処罰を強化する法案に署名した。同法は、市民社会を支援する多くの国際団体に適用され、現時点で40団体が「好ましくない」組織に指定されている。
2017年4月、検察庁は英国籍のオープン・ロシア(ロシア開放財団)ともう1つの団体を「好ましくない」組織と認定した。いずれの団体もプーチン大統領を批判するミハイル・ホドルコフスキーさんが設立した。同氏は新興石油会社の経営者でもあったが、2003年に脱税容疑で逮捕され、2013年12月の釈放直後に出国した。
- 最新情報:
- 2022年8月 2日 (stop情報)
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- 2021年8月23日 (更新情報)
- 2021年8月10日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- イオシレヴィッチ(男性)
- 期限:
- 2022年9月 2日
- 配信日:
- 2021年8月23日
- UA No:
- 034/2021
不当な容疑で起訴され勾留されていた市民運動家のミハイル・イオシレヴィッチさんが8月17日、保釈された。昨年10月、「好ましくない組織」を幇助した容疑で逮捕・起訴され、昨年末に一旦保釈されたが、今年1月に再勾留され、弁護人の要求を受け8カ月後、ようやく保釈された。イオシレヴィッチさんは、表現と集会の自由の権利を行使したために検察の標的となっている。当局は、起訴を取り下げて釈放し、イオシレヴィッチさんが平和的な活動ができるようにすべきだ。
イオシレヴィッチさんは、社会や政治に関心を持つ市民活動家で、反汚職運動をはじめとする活動を支持し、組織してきた。昨年10月、「好ましくない組織」に指定されたオープン・ロシア(ロシア開放財団)に協力した容疑で起訴された。検察は法律に基づき、「憲法秩序や防衛、国家の安全」を脅かすとみなした国際的なNGOを「好ましくない組織」に指定することができる。
だが、「好ましくない組織」を幇助した外国とつながる団体という容疑は、あきらかなでっち上げだ。同氏は、研修の場を提供したにすぎない。イオシレヴィッチさんは今年初旬、当局の「目撃者」を脅迫する電話をかけたとされるが、その人物への脅迫電話の音声は、同氏本人でないことは専門家の音声分析で明らかになっている。
「望ましくない組織」法は2015年、結社と表現の自由を締め付けたいロシア当局の政策の一環として制定された。同法では、国の秩序や安全に脅威を与えるとみなされた外国とかかわるNGOなどの組織が摘発対象になる。
今年7月、プーチン大統領は、NGO 団体の取り締まりを強化する法律に署名した。この法律は、他国の団体から資金提供をはじめとする支援を受ける国内の団体の活動を弾圧するために、恣意的に使用されている。現在、42の団体が、「望ましくない組織」にされている。
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- ロシア連邦
- 対象者:
- イオシレヴィッチ(男性)
- 期限:
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- 配信日:
- 2022年1月31日
- UA No:
- 034/2021
「好ましくない組織」ほう助で起訴された市民運動家ミハイル・イオシレヴィッチさんの裁判が12月29日、ロシア中部のニジニ・ノヴゴロド市で始まった。イオシレヴィッチさんは、「好ましくない組織」のほう助や証人の脅迫など、根拠がない容疑で訴追された。表現と集会の自由の権利を行使したことで当局の標的になっている。当局は、恣意的な起訴を取り下げ、イオシレヴィッチさんが市民運動家として、活動を再開できるようにすべきだ。
イオシレヴィッチさんは一昨年10月、「好ましくない組織」をほう助した容疑で逮捕・起訴され、一昨年末に一旦保釈されたが、昨年1月に再勾留され、弁護人の要求を受け8カ月後、ようやく保釈された。その後もイオシレヴィッチさんは、表現と集会の自由の権利を行使したために検察の標的となってきた。
イオシレヴィッチさんは、社会や政治に関心を持つ市民活動家で、反汚職運動をはじめとする活動を支持し、組織してきた。一昨年10月、「好ましくない組織」に指定されたオープン・ロシア(ロシア開放財団)への協力容疑で起訴された。検察は法律に基づき、「憲法秩序や防衛、国家の安全」を脅かすとみなした国際的なNGOを「好ましくない組織」に指定することができる。だが、「好ましくない組織」をほう助した外国の団体という容疑は、あきらかなでっち上げだった。同氏は、研修の場を提供したにすぎない。また、イオシレヴィッチさんは、昨年1月に「目撃者」を脅迫する電話をかけたとされるが、その脅迫電話の音声は、同氏本人でないことが専門家の音声分析で明らかになっている。
「望ましくない組織」法は2015年、結社と表現の自由を締め付ける政策の一環として採択された。同法では、国の秩序や安全に脅威を与えるとみなされた外国と関わるNGOなどの組織が摘発対象になる。
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- 2021年8月10日
- 国名:
- ロシア連邦
- 対象者:
- イオシレヴィッチ(男性)
- 期限:
- 2022年9月 2日
- 配信日:
- 2022年8月 2日
- UA No:
- 034/2021
ロシアの裁判所は5月27日、「好ましくない組織」ほう助の容疑に問われていた市民運動家ミハイル・イオシレヴィッチさんに流刑20カ月と罰金刑を言い渡した。イオシレヴィッチさんは、表現と結社の自由に対する権利を行使しただけで逮捕され、起訴された。関係当局は、何の根拠もない容疑と判決を破棄し、イオシレヴィッチさんを速やかに釈放し、引き続き活動を続けられるようにすべきだ。
イオシレヴィッチさんは、反汚職運動をはじめとする市民活動を支持・組織してきた。2019年10月、「好ましくない組織」に指定されていたオープンロシア(ロシア開放財団)に協力したという不当な容疑で起訴された。
イオシレヴィッチさんは、「いかなる『好ましくない組織』にも場所は提供していない。提供したのは別の団体だ」と主張していたにもかかわらず、「好ましくない組織」(刑法第284条第1項)と「証人への脅迫」(刑法第119条第2項)の罪で流刑に加え10万ルーブル(約21万円)の罰金刑を言い渡された。
今回の判決の不当性は明らかだったが、控訴しても勝算がなく、さらに多くの時間と資源を費やすだけだと判断したイオシレヴィッチさんは今回の判決を受け入れることにした。未決勾留されていた約7カ月は、ロシア法にもとづけば流刑の2倍の期間に相当するため、イオシレヴィッチさんはこの年末までには釈放されるはずだ。
アムネスティは今後も何らかの方法でイオシレヴィッチさんの判決の見直しと釈放を求め続けますが、このUAは一旦終了します。皆さんには、引き続きイオシレヴィッチさんに連帯を示すメッセージを送ってくださるようお願いします。UAに参加していただいたすべての皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。
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