最新情報:
2022年8月 2日 (stop情報)
更新履歴:
2022年1月31日 (更新情報)
2021年8月23日 (更新情報)
2021年8月10日
国名:
ロシア連邦
対象者:
イオシレヴィッチ(男性)
期限:
2022年9月 2日
配信日:
2022年8月 2日
UA No:
034/2021

Mikhail Iosilevich ロシアの裁判所は5月27日、「好ましくない組織」ほう助の容疑に問われていた市民運動家ミハイル・イオシレヴィッチさんに流刑20カ月と罰金刑を言い渡した。イオシレヴィッチさんは、表現と結社の自由に対する権利を行使しただけで逮捕され、起訴された。関係当局は、何の根拠もない容疑と判決を破棄し、イオシレヴィッチさんを速やかに釈放し、引き続き活動を続けられるようにすべきだ。

イオシレヴィッチさんは、反汚職運動をはじめとする市民活動を支持・組織してきた。2019年10月、「好ましくない組織」に指定されていたオープンロシア(ロシア開放財団)に協力したという不当な容疑で起訴された。

イオシレヴィッチさんは、「いかなる『好ましくない組織』にも場所は提供していない。提供したのは別の団体だ」と主張していたにもかかわらず、「好ましくない組織」(刑法第284条第1項)と「証人への脅迫」(刑法第119条第2項)の罪で流刑に加え10万ルーブル(約21万円)の罰金刑を言い渡された。

今回の判決の不当性は明らかだったが、控訴しても勝算がなく、さらに多くの時間と資源を費やすだけだと判断したイオシレヴィッチさんは今回の判決を受け入れることにした。未決勾留されていた約7カ月は、ロシア法にもとづけば流刑の2倍の期間に相当するため、イオシレヴィッチさんはこの年末までには釈放されるはずだ。

アムネスティは今後も何らかの方法でイオシレヴィッチさんの判決の見直しと釈放を求め続けますが、このUAは一旦終了します。皆さんには、引き続きイオシレヴィッチさんに連帯を示すメッセージを送ってくださるようお願いします。UAに参加していただいたすべての皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

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