最新情報:
2022年6月17日 (更新情報)
更新履歴:
2022年4月 4日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
サラ・ハモウリ(男性)
期限:
2022年8月30日
配信日:
2022年6月17日
UA No:
022/2022

h Hammouri has be仏系パレスチナ人の人権擁護活動家サラ・ハモウリさん(37歳)は、3月7日から3カ月間の行政拘禁命令を受けて拘束されていたが、6月6日、この命令がさらに3カ月間延長された。また、イスラエル内務省に東エルサレムでの居住資格を取り消す措置を取られたため、国外追放の危険にさらされている。イスラエル当局は、ハモウリさんを国際的に定められている罪状で速やかに起訴するのでなければ、即時釈放すべきだ。また、ハモウリさんが、エルサレムでの居住資格を維持し報復をおそれることなく人権活動を続けられるようにしなければならない。

ハモウリさんは仏系パレスチナ人の弁護士であり、パレスチナのNGOアッダミールで働く現地調査員でもある。アッダミールは法的扶助と囚人の権利のためのNGOだが、昨年10月にイスラエル政府に「テロ組織」と認定された。国連の人権専門家は、当局のこの判断を反テロ法の誤用だと非難し、また欧州連合は、イスラエルが反テロ法違反の十分な証拠を提供できていないと指摘している。

イスラエル当局はハモウリさんの移動の自由と家族に対する権利も侵害している。ハモウリさんは強制国外退去を受けるおそれがある。一昨年9月、イスラエル内務省は、イスラエル国家への「忠誠義務違反」を理由にハモウリさんの永住資格を取り消す意向を本人に通告した。ハモウリさんは面倒な上訴手続きを経て、イスラエル高等裁判所の最終判決を待っている。弁護士によると、今回の行政拘禁命令の更新は強制退去に向けた手続きの促進に利用されるという重大な懸念がある。居住資格が取り消されたことは、すでにハモウリさんの法的地位に影響を及ぼしている。今年3月と6月に出された行政拘禁命令の署名者はいずれも、被占領西岸地区のイスラエル軍司令官だった。通常、軍司令官が署名するのは西岸地区ID保持者の場合で、東エルサレムの場合は本来、国防大臣が署名する。

ハモウリさんが当局の標的になったのは今回が初めてではない。2000年以降、複数回拘禁され、2004年に5カ月間、2017年に13カ月間、行政拘禁された。度重なる拘禁で、その人権活動や家庭生活が深刻な事態に陥った。

今年4月5日、ハモウリさんはイスラエルのサイバー監視会社NSOグループを相手取り、携帯電話を違法に監視されたとしてフランスの裁判所に提訴した。同社のスパイウェア・ペガサスでハッキングされていたからだ。

起訴する意図もなく当局に拘禁されるのが行政拘禁命令だ。この命令は何度でも更新でき、拘禁する容疑は開示されない。結果として、被拘禁者は異議申し立てができず、いつ釈放されるかもわからない。アッダミールによると、5月現在、行政拘禁されているパレスチナ人は600人におよぶ。今年に入ってから、ハモウリさんをはじめとして行政拘禁下にあるパレスチナ人のほとんどは、起訴も裁判もなく拘禁されていることに抗議し、イスラエルの軍事法廷をボイコットしている。

イスラエルによる行政拘禁は国際人権法違反であり、恣意的拘禁だ。命令が繰り返され長期化すれば、残酷で非人道的、品位を傷つける処遇もしくは刑罰に当たる。アムネスティは、イスラエルによる行政拘禁の利用は、パレスチナ人に対するアパルトヘイト体制を維持するために行なわれている非人間的行為であり、人道に対する罪であることを訴えている。

アクションしてください。

当局に以下の要請を盛り込んだ英語の要請文をメール、ツイッターのいずれかでできるだけ早くお送りください。なお郵便は現在利用できません。

  • 国際的に定められている罪状で速やかに起訴しないなら、行政拘禁下にあるハモウリさんを含む全被拘禁者を即時釈放する。
  • ハモウリさんが報復を受けることなくエルサレムに住み続ける権利を認める。

要請例文

Minister of Defence, Benny Gantz
Ministry of Defence
Email: bgantz@knesset.gov.il
Twitter: @gantzbe
Copies to: French President, Emmanuel Macron
Email: patrick.durel@elysee.fr (MENA advisor)
Twitter: @EmmanuelMacron

Dear Minister,

I am writing to express grave concern at the continued arbitrary detention and ongoing harassment of French-Palestinian lawyer and human rights defender Salah Hammouri.

Salah Hammouri was arrested on 7 March by Israeli forces at his home in Kufr Aqab, an area within the boundaries of the Jerusalem Municipality, and has been held without charge or trial since 10 March in Ofer prison, near the West Bank city of Ramallah, under a three-month administrative detention order. On 5 June, a day before the administrative order was due to expire and he was due to be released, he was informed that the Military Commander of the Israeli army in the occupied West Bank renewed his administrative detention order for another three months, extending his arbitrary detention until 5 September 2022, with, again, the possibility of renewal. On 9 June, an Israeli military judge confirmed his administrative detention order.

Salah Hammouri is also at risk of deportation to France as the Israeli authorities have been taking steps since September 2020 to revoke his permanent residency status. According to his lawyer, there is serious concern that this continued harassment and subsequent administrative detention order is being used against him to expedite actions towards his forcible deportation, a crime against humanity as well as a war crime and absolutely prohibited under international humanitarian law.

I urge you to immediately release Salah Hammouri and all others who have been placed under administrative detention, unless they are promptly charged with an internationally recognizable offence and tried in proceedings that adhere to international fair trial standards. The authorities must also ensure that Salah Hammouri is allowed to keep his residency status in Jerusalem and continue his human rights work without fear of reprisals.

Yours sincerely,

英語でUAを読む