最新情報:
2022年6月14日
国名:
モルディブ
対象者:
モハメド・ルサム・ムジュサバ(男性)
期限:
2022年8月31日
配信日:
2022年6月14日
UA No:
051/2022

Mohamed Rusthum Mujuthaba宗教の自由と人権の活動家モハメド・ルサム・ムジュサバさん(39歳)は冒涜罪に問われており、有罪なら禁錮5ヶ月の実刑を受けるおそれがある。ソーシャルメディアに投稿したメッセージが冒涜的だとされている。裁判もないまま6カ月以上も拘禁されていたが、これは、国際人権法に違反する。当局はムジュサバさんに対する訴追をただちに取り下げるべきだ。

2019年9月10日、ムジュサバさんは宗教に批判的な内容をソーシャルメディアにツイートして拘束された。投稿がイスラム教批判とわいせつ物所持の刑法に触れたとみなされ、有罪なら最高5カ月の実刑を下されるおそれがある。ムジュサバさんはアムネスティに「女性の権利、良心の自由を唱え、宗教の何が問題で、なぜ強制されるべきでないか、ツイートしただけだ。警察は6000以上ものツイートをプリントしていた」とアムネスティに語った。

モルディブでは、イスラム教、コーラン、預言者モハメッドとアラーの神に批判的な考えは冒涜とみなされ、処罰される。イスラム指導省のアハメド・ザイール大臣は地元メディアに、「我が国はムスリム100%の国であり、冒涜は許されない」と語っていた。

宗教などの信念に対する敬意を欠く表現を禁止することは、市民的および政治的権利に関する国際規約(ICCPR)と相いれない。 ムジャサバさんに対する行為はICCPRなどの国際人権法に違反する。モルディブは2006年にICCPRに署名はしたが、思考、良心、宗教の自由への権利に関する第18条については保留にしている。モルディブの憲法は、イスラム教の教義のひとつにでも反する意見、表現の自由を禁じている。

宗教に関わる問題であること、また国が宗教の自由を禁じていることで、ムジャサバさんの弁護人になろうという人はいない。

モルディブの刑務所の環境が劣悪であり、囚人が死に至るほどであることはアムネスティも確認している。ムジュサバさんは警察に何度も複数の医院で精神鑑定を受けさせられた。検査の結果はいずれも正常で、医師たちも無神論主義は精神疾患でないことを知っているとのことだ。

留置所で拘束されている時、着替えも許されなかった。その上、冒涜は最も重い罪だと言われた。司法局管轄下の刑務所の矯正施設では、6平方メートルの小さな監房に他の3人の囚人と共に入れられた。「寝ているとき横に向きを変えることも足を伸ばすこともできなかったし、監房は汚く、排泄物の匂いがした。他の囚人に襲われることもあった」と、ムジュサバさんはアムネスティに語った。

アクションしてください。

当局に以下の要請を盛り込んだ英語の要請文をメールでできるだけ早くお送りください。なお、現在、郵便は利用できませんのでご注意ください。

  • 表現の自由と宗教の自由の権利を行使して罪に問われているムジュサバさんや他の被疑者の訴追を取り消す。
  • 冒涜罪を法律から削除する。
  • 思想、良心および宗教の自由の権利を保障する市民的及び政治的権利に関する国際規約第18条に対する留保をやめること。

要請例文

Mr. Ibrahim Riffath
Attorney General
Attorney General’s Office
6th Floor, H. Velaanaage
Ameeru Ahmed Magu
20096, Male, Maldives
Email: bureau@agoffice.gov.mv
CC: pgoffice@pgoffice.gov.mv

Honourable Attorney General Ibrahim Riffath,

I write to you with grave concern about the fate of Mohamed Rusthum Mujuthaba, a Maldivian religious freedom and human rights activist, who is being prosecuted for blasphemy and possession of “obscene material” under the country’s Penal Code and if convicted, could face up to five months in prison.

On 11 May 2022, Mohamed Rusthum Mujuthaba told the criminal court, where he is being prosecuted, that he was detained for six months, in excess of the sentence stipulated if convicted. However, the state prosecutor argued at the court that he was detained for 29 days, 22 hours and 19 minutes. The reduced time argued by the state means that he could be imprisoned again.

Accused of posting content critical about religion on social media, he was subjected to pretrial detention between 10 September 2019 and 12 March 2020.

I wish to remind you that blasphemy laws are incompatible with international human rights law including the International Covenant on Civil and Political Rights, to which the Maldives is a state party. Mohamed Rusthum Mujuthaba is being punished solely for peacefully exercising his right to freedom of expression, which includes criticism of religious leaders or commentary on religious doctrine and tenets of faith.

I, therefore, urge you to:

  • Immediately drop the charges against Mohamed Rusthum Mujuthaba and all those implicated under domestic laws solely for peacefully exercising their rights to freedom of expression and religion;
  • Repeal blasphemy laws in the Penal Code and other domestic laws;
  • Withdraw reservations to Article 18 of the International Covenant on Civil and Political Rights, which guarantees the right to freedom of thought, conscience and religion.

Yours sincerely,

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