- 最新情報:
- 2024年11月22日
- 更新履歴:
- 2024年4月25日 (更新情報)
- 2023年9月12日
- 国名:
- アゼルバイジャン
- 対象者:
- グバド・イバドグル(男性)
- 期限:
- 2023年12月31日
- 配信日:
- 2023年9月12日
- UA No:
- 077/2023
7月23日、政治経済学者で市民活動家でもあるグバド・イバドグルさんが通貨の偽造と販売などの容疑で逮捕された。容疑はでっち上げで、政権批判や政治的活動をするイバドグルさんへの報復だった。イバドグルさんは反汚職法に基づき差し押さえられた国外のアゼルバイジャン人資産を活用する学生支援基金の創設に尽力してきたが、同基金との関わりでも罪を問われることになった。イバドグルさんは深刻な健康上の問題を抱えているが、刑務所の劣悪な環境と治療拒否で体調は悪くなるばかりだ。
イバドグルさんは、有名な経済学者、政治家であり、2014年創設の非公認政党アゼルバイジャン民主繫栄運動の議長を務めてきた。彼は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの上級客員研究員であり、財政、行政、予算の透明性などを研究するNGO「経済研究センター」を主催していた。当局は、国民生活を大幅に制限する措置の一環で、2014年に経済研究センターに閉鎖命令を出し、その銀行口座を凍結した。イバドグルさんは、2017年に政治亡命したが、今年帰国していた。
7月23日、イバドグルさんらは、活動家らの会合に出るために車で移動中、警察に停止させられ、別の車で内務省組織犯罪局に連行された。その後イバドグルさんは犯罪局内で暴力を受けたとして提訴した。7月23日の内務省の声明によると、トルコ政府が亡命したギュレン師の支援者を捜査しているため、その捜査支援の一貫としてイバドグルさんほか数人を拘束したという。
家族によると、イバドグルさんは狭い監房に他の5人と一緒に収容されている。飲み水は汚く、持病の糖尿病や体調になんの配慮もない食事を与えられてきた。彼は心臓疾患、糖尿病、腎臓疾患、経静脈拡張、胃潰瘍などを患い、その病状は急激に悪化している。薬の投与が不規則なため心臓発作を起こすおそれがあり、心臓病の悪化で命を落とす危険もあるという。
多数の専門書の著作があるイバドグルさんは、EUを含めアゼルバイジャンと協力関係にある国に批判的だ。天然ガスの供給でアゼルバイジャンに依存するEUは、人権侵害には目をつぶっているからだ。
アクションしてください。
当局に以下の要請を盛り込んだ英語の要請文をメールまたは郵送でできるだけ早くお送りください。
-
イバドグルさんを直ちに釈放し、国外で治療が受けられるよう渡航禁止措置を解除する。
-
イバドグルさんに対する根拠のない訴追を取り下げる。
-
刑事司法制度を悪用した、政府批判者の弾圧を終わらせる。
要請例文
Dear President,
I am writing to demand that Gubad Ibadoghlu, a prominent academic and political activist arrested on trumped-up charges is released from detention immediately and unconditionally and is allowed to travel abroad to access the urgent health care he needs.
Gubad Ibadoughlu has several health conditions, including an aortic aneurysm – a serious heart condition that continues to deteriorate while he remains under house arrest, causing him increased chest pain and shortness of breath. His family says that recent medical tests show a deterioration of his heart conditions, posing imminent risk to his life that requires urgent treatment or surgery. His family also report that they are unable to find a hospital in Azerbaijan that provides the surgeryhe requires.
Gubad Ibadoughlu has been detained since 23 July 2023 in an apparent retaliation for his anti-corruption work, and criticism of the Azerbaijani authorities. On 22 April 2024, he was transferred from the detention centre to house arrest. He continues to face the politically motivated charges against him, and a travel ban, unable to leave the country or to be reunited with his family, all of whom are currently living in exile.
I urge you to immediately release Gubad Ibadoughlu and ensure that his travel ban is lifted without delay to allow him to access the health care he needs abroad. I also urge you to ensure that all trumped-up charges against him are dropped and to end the misuse of the criminal justice system in Azerbaijan to target government critics.
Yours sincerely,
↑ここにあなたの名前とアドレスを記入
手紙のフォーマットをダウンロードする
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- 最新情報:
- 2024年11月22日 (更新情報)
- 更新履歴:
- 2024年4月25日 (更新情報)
- 2023年9月12日
- 国名:
- アゼルバイジャン
- 対象者:
- グバド・イバドグル(男性)
- 期限:
- 2023年12月31日
- 配信日:
- 2024年4月25日
- UA No:
- 077/2023
政治活動家で経済学者のグバド・イバドグルさんは2023年7月23日、政権を批判した報復として当局によるでっち上げの容疑で拘束された。イバドグルさんは、糖尿病や心臓病など深刻な健康問題を抱えている。勾留中に必要な治療を受けられていないため、体調はひどく悪化している。家族によると、専門医のもとで治療を受けなければ、病気の悪化で命を落とすおそれがあるという。
グバド・イバドグルさんは、2014年にアゼルバイジャン民主繫栄運動を創設し、今も代表として活動している。この運動体を政党として登録しようとしたが、当局に認められなかった。また、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドン大学経済学部)で上級客員研究員を務め、国の財務管理とガバナンスの透明性を扱うNGO「経済研究センター」を主催していた。同センターは、2014年にアゼルバイジャン当局の命令で閉鎖され、資産は凍結された。市民社会に対する制限の一環だった。
イバドグルさんは2017年に亡命したが、家族に会うために2023年に帰国した。2023年7月、妻とともに車で若い活動家たちがいるところへ移動中に覆面パトカーに停止を命じられた。車から引きずり出され、バクーの内務省事務所に連行された。その後で釈放された妻の頬には殴打の跡があり、イバドグルさんは虐待を訴えたが無視されただけだった。当局は、トルコ当局がテロリストに指定したギュレン師の支持者に対する捜査の一環として、2人を逮捕したと主張した。その後、経済研究センターの事務所と2人の自宅も警察の捜索を受け、イバドグルさんの兄も一時的に拘束された。イバドグルさんは捜索と逮捕は不当だとして訴訟を起こしたが、8月2日、バクーの裁判所はイバドグルさんの申立てを却下した。
イバドグルさんは逮捕以来8カ月以上も勾留され続けているが、勾留期間は2024年5月20日まで延長された。家族によると、イバドグルさんは、心臓病、糖尿病、腎臓疾患、激しい背中の痛みなどの疾患を抱えている。しかし、必要な治療や検査が行われず、脳卒中で命を落とすおそれがある。
イバドグルさんに対する迫害は、アゼルバイジャンの人権活動家、政権批判者や独立系メディアに対する広範な弾圧の一環だ。アゼルバイジャンでは、政府を批判したために、弾圧、でっち上げの罪での訴追、不公正な裁判、長期の刑などを受けることはよくある。アムネスティは、同国では国際的イベントの開催時、批判的世論が封じ込められることを指摘してきた。今年11月にバクーで国連気候変動会議(COP29)が開催予定であるが、すでに同様の対応が見られている。
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イバドグルさんを直ちに釈放し、国外で治療が受けられるよう渡航禁止措置を解除する。
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イバドグルさんに対する根拠のない訴追を取り下げる。
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刑事司法制度を悪用した、政府批判者の弾圧を終わらせる。
要請例文
Dear President,
I am writing to demand that Gubad Ibadoghlu, a prominent academic and political activist arrested on trumped-up charges is released from detention immediately and unconditionally and is allowed to travel abroad to access the urgent health care he needs.
Gubad Ibadoughlu has several health conditions, including an aortic aneurysm – a serious heart condition that continues to deteriorate while he remains under house arrest, causing him increased chest pain and shortness of breath. His family says that recent medical tests show a deterioration of his heart conditions, posing imminent risk to his life that requires urgent treatment or surgery. His family also report that they are unable to find a hospital in Azerbaijan that provides the surgeryhe requires.
Gubad Ibadoughlu has been detained since 23 July 2023 in an apparent retaliation for his anti-corruption work, and criticism of the Azerbaijani authorities. On 22 April 2024, he was transferred from the detention centre to house arrest. He continues to face the politically motivated charges against him, and a travel ban, unable to leave the country or to be reunited with his family, all of whom are currently living in exile.
I urge you to immediately release Gubad Ibadoughlu and ensure that his travel ban is lifted without delay to allow him to access the health care he needs abroad. I also urge you to ensure that all trumped-up charges against him are dropped and to end the misuse of the criminal justice system in Azerbaijan to target government critics.
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- 2024年11月22日 (更新情報)
- 更新履歴:
- 2024年4月25日 (更新情報)
- 2023年9月12日
- 国名:
- アゼルバイジャン
- 対象者:
- グバド・イバドグル(男性)
- 期限:
- 2023年12月31日
- 配信日:
- 2024年11月22日
- UA No:
- 077/2023
捏造された罪で自宅軟禁状態に置かれている著名な経済学者グバド・イバドグルさんは、深刻な心臓病を患い、国外の病院で治療を受ける必要がある。しかし、出国を禁じられているため国外で治療を受けることができない。病状は悪化し、命の危険にさらされている。
イバドグルさんは政治活動家でもあり、政党としての登録を認められていないがアゼルバイジャン民主繫栄運動の議長を務める。また、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドン大学経済学部)で上級客員研究員を務め、国の財務管理とガバナンスの透明性を扱うNGO「経済研究センター」を主催していた。同センターは、2014年にアゼルバイジャン当局の命令で閉鎖され、資産は凍結された。市民社会に対する抑圧の一環だった。イバドグルさんは2017年に亡命したが、家族に会うために2023年に帰国した。
昨年7月、イバドグルさんと妻のイラダ・バイラモバさんは、活動家の集会に車で向かう途中、覆面パトカーに停止を命じられ、暴行を受けた上、拘束された。妻は即日解放されたが、イバドグルさんは拘留された。イバドグルさんは、当局の扱いに不服申し立てをした。
内務大臣は、イバドグルさんの逮捕は、フェトフッラー・ギュレンの支持者の取り締まりの一環と説明した。経済研究センターの事務所からは、現金を押収された。今年4月にイバドグルさんは、糖尿病などの病状の悪化を理由に自宅に移され、軟禁状態に置かれているため、十分な治療を受けることができない。
当局を批判すると弾圧を受け、でっち上げの容疑、不公正な裁判、長期の禁錮刑を受ける。同国では国連気候変動会議(COP 29)を目の前にして、批判的な声の排除が続いている。
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-
イバドグルさんに対する根拠のない訴追を取り下げる。
-
刑事司法制度を悪用した、政府批判者の弾圧を終わらせる。
要請例文
Dear President,
I am writing to demand that Gubad Ibadoghlu, a prominent academic and political activist arrested on trumped-up charges is released from detention immediately and unconditionally and is allowed to travel abroad to access the urgent health care he needs.
Gubad Ibadoughlu has several health conditions, including an aortic aneurysm – a serious heart condition that continues to deteriorate while he remains under house arrest, causing him increased chest pain and shortness of breath. His family says that recent medical tests show a deterioration of his heart conditions, posing imminent risk to his life that requires urgent treatment or surgery. His family also report that they are unable to find a hospital in Azerbaijan that provides the surgeryhe requires.
Gubad Ibadoughlu has been detained since 23 July 2023 in an apparent retaliation for his anti-corruption work, and criticism of the Azerbaijani authorities. On 22 April 2024, he was transferred from the detention centre to house arrest. He continues to face the politically motivated charges against him, and a travel ban, unable to leave the country or to be reunited with his family, all of whom are currently living in exile.
I urge you to immediately release Gubad Ibadoughlu and ensure that his travel ban is lifted without delay to allow him to access the health care he needs abroad. I also urge you to ensure that all trumped-up charges against him are dropped and to end the misuse of the criminal justice system in Azerbaijan to target government critics.
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