
- 最新情報:
- 2025年9月 2日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2023年11月 7日
- 国名:
- サウジアラビア
- 対象者:
- 青年男性2人
- 期限:
- 2025年10月 2日
- 配信日:
- 2023年11月 7日
- UA No:
- 103/2023
アブドゥラー・アル=デラジさんとジャラール・ラバドさんは、死刑を執行されかねない状況に置かれている。家族や弁護人に知らせないまま、最高裁判所が死刑判決を秘密裏に支持したからだ。2人は18歳未満の時、反政府系の抗議活動への参加に関連する複数の罪で死刑判決を受けた。一連の裁判は極めて不公正で拷問による自白を根拠にしていた。2人は法的救済策をすべて使い尽くしており、国王が死刑判決を承認すれば、すぐにでも死刑が執行される。

アムネスティは、最高裁判所が、2人の青年の家族や弁護人に告げることなく、内密に死刑判決を支持したという情報を得た。サウジアラビアの司法制度は透明性に欠け、特に死刑に関しては秘密裏に処理され、家族はメディアから執行されたことを知る。国連特別報告者も10月16日、国王の裁可が下り次第、実施されるおそれがあるアル=デラジさんの死刑執行について懸念を示している。
サウジアラビア人権委員会は、アムネスティに宛てた5月の書簡の中で、未成年者に対するタージール罪(コーランに罰が規定されていない比較的軽微な罪)での死刑判決は、全面的に廃止されたとしている。今回のように事件時18歳未満の者に死刑を適用することは、同国の批准する子どもの権利条約にも反する。
アル=デラジさんが破壊行為とされる活動で逮捕されたのは17歳の時で、弁護人もつかないまま死刑判決を受けた。拷問を受けたことは医療記録からも明らかだったにもかかわらず、法廷は、独立した医療機関の診断を求める被告人の要請を受け付けなかった。アル=デラジさんの死刑判決は昨年8月、控訴審で支持された。
逮捕時16歳だったラバドさんは、複数の罪で死刑判決を受けた。勾留中のおよそ3年間に独房拘禁や身体的虐待を受けた上、死刑判決は昨年10月の控訴審で支持された。
2人の裁判はサウジアラビアの司法制度の構造的問題を象徴している。審理は、未成年者の権利を保護する国際基準や条約に違反し、透明性の欠如、弁護人不在、拷問を受けたとの主張を調査しない不作為は、一連の裁判の公正さや死刑執行に対する道徳性への疑問を招いている。
サウジアラビアは、世界でも特に死刑の執行が多い。今年も10月までに112人が死刑を執行された。昨年の196人は、アムネスティの記録では過去30年間で一番多い。
- 最新情報:
- 2025年9月 2日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2023年11月 7日
- 国名:
- サウジアラビア
- 対象者:
- ジャラール・ラバド
- 期限:
- 2025年10月 2日
- 配信日:
- 2025年9月 2日
- UA No:
- 103/2023
18歳未満の時に犯したとされる罪により死刑判決を受けていたジャラール・ラバドさんに対し、8月21日、死刑が執行された。
ラバドさんは2011年と2012年、16歳と17歳の時にサウジアラビアで少数派であるシーア派に対する扱いに抗議するデモに参加したこと、そして治安部隊によって殺害された人たちの葬儀に出席したことに関連して逮捕された。2022年8月1日、特別刑事裁判所(SCC)は、有罪判決を下し、死刑を宣告した。
ラバドさんさんは裁判で拷問で自白を強要されたと主張したが、彼が受けた拷問や虐待は調査されなかった。弁護士をつけることも認められなかった。
同年10月、控訴裁判所は死刑判決を支持し、その後、最高裁も支持していた。
サウジアラビア東部州における反政府の声を封じ込めるため、当局はシーア派の人たちに対し繰り返し死刑判決を下している。シーア派は総人口の約10~12%を占めるが、2014年1月から2025年6月までの「テロリズム」関連での処刑の約42%(286件中120件)がシーア派の人たちだった。特別刑事裁判所はテロ関連の罪を裁く裁判所で、政府に批判的な意見を持つ人に対し、不公正な審理の下で厳しい刑罰を科すことで知られている。
犯行時18歳未満の者に死刑を適用することは、サウジアラビアも批准している子どもの権利条約に反する。
このUAに関するアクションは、一旦、終わります。同じ状況のアル=デラジさんに対しては、新たにUAを出す予定です。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。
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