
- 最新情報:
- 2025年2月26日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2023年12月29日
- 国名:
- アンゴラ
- 対象者:
- 活動家4人(男性)
- 期限:
- 2025年3月26日
- 配信日:
- 2023年12月29日
- UA No:
- 115/2023
9月16日、アドルフォ・カンポスさん、アブラアン・ペドロ・サントスさん、ジルソン・モレイラさん、エルメネジルド・ヴィクトル・ジョゼさんの活動家4人がアンゴラの首都ルアンダでオートバイタクシー運転手の抗議デモに参加しようとして逮捕された。3日後の19日、4人は「命令への不服従と抵抗」の容疑で即決裁判にかけられ実刑2年5カ月の有罪判決を受けた。驚くべきことに、審理中、何の証拠も示されなかった。平和的な人権行使にもとづいて行動した4人を直ちに釈放するよう求める。

アンゴラ革命運動のリーダーで、4人の子の父親であるアドルフォ・カンポスさん(44歳)は、2011年に活動を開始した。アンゴラで32年間権力の座にあり、汚職のうわさが絶えず、社会的不公正と激しい人権侵害の蔓延を許した前大統領の圧政に反対していた。現在ルアンダの地方紙の資産部長をしながら活動を続けている。
マランジナ抵抗運動のメンバーで、2人の娘の父親であるジョゼさん(28歳)は、2021年に平和的活動だったにもかかわらず6カ月間恣意的に拘束された。ジョゼさんの活動は、2014年のデモ参加から始まった。
市民抗議運動のメンバーで、2人の子の父親であるサントスさん(37歳)は、パンテラ・ネグラ(ブラックパンサー)革命運動を率いる。常に平和的なデモに参加し、今までに何度も恣意的に拘束されてきたが、有罪判決を受けたのは今回が初めてだった。判決が読み上げられたときサントスさんの名前はなかったが、判事退出後に追加発表された。
アンゴラ起源の音楽クドゥロを通して、社会問題を告発しているモレイラさん(36)は、大統領を道化師呼ばわりしたとして2022年10月に執行猶予付き15カ月の判決を受けた。大統領への謝罪を拒否したため、裁判所の釈放命令にも関わらず、刑期を超えて投獄され、今年6月23日に釈放された。わずか2カ月後の9月16日に再逮捕され、再び投獄された。
裁判では、ある警官が4人はデモの最中には当局のすべての指示に従っていたと証言した。しかし、それでも有罪判決が下された。
アムネスティは、アンゴラ政府の人権活動家への攻撃が増えていることを憂慮している。現状が表現の自由と平和的集会の権利の侵害であることは明らかだ。
- 最新情報:
- 2025年2月26日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2023年12月29日
- 国名:
- アンゴラ
- 対象者:
- 活動家4人(男性)
- 期限:
- 2025年3月26日
- 配信日:
- 2025年2月26日
- UA No:
- 115/2023
2025年1月6日、活動家のアドルフォ・カンポスさん、アブラアン・ペドロ・サントスさん、ジルソン・モレイラさん、エルメネジルド・ヴィクトル・ジョゼさんの4人が、昨年12月25日の大統領恩赦で釈放された。4人は2023年9月にデモに参加しようとしたところを逮捕され、その後、証拠もなく「不服従と命令への抵抗」の罪で2年5カ月の実刑判決を言い渡されていた。

2023年9月16日、4人はアンゴラの首都ルアンダでオートバイタクシー運転手への連帯を示す平和的なデモに参加する直前に逮捕された。逮捕から3日後、4人は「命令への抵抗と不服従」の罪で2年5カ月の実刑判決を受けた。弁護人は判決に対して上訴と不服申し立てをしたが、いずれも裁判所に却下された。拘留中、サントスさん以外の3人は体調を崩し、必要な治療を受けられなかったため、病の悪化に苦しめられた。
アムネスティは、一昨年末から4人の釈放を求めて精力的に活動をしてきた。2回の緊急行動(UA)とアンゴラの国内外で釈放を訴える取り組みをしてきた。緊急行動は、4人に対する当局の対応の不当性を訴え、世界中の個人や団体が、4人の釈放を求めて立ち上がるきっかけになり、彼らの声が国を動かし、昨年12月の大統領恩赦につながったと言える。
4人の一人サントスさんは次のようなメッセージをアムネスティに送ってきた。「妻は、刑務所での面会に来るたびに、アムネスティからのメッセージを持ってきてくれた。アムネスティが妻を通じて私にメッセージを送ってくれるたびに、『自分はひとりではない』と自分を奮い立たせた。そして、自分に言い聞かせた。遅かれ早かれ、アムネスティが私を刑務所から釈放してくれるだろうと。そして今、私は自由になったのです...」
この緊急行動はこれで終わります。要請文を送付してくださった皆様に深く感謝いたします。
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