
- 最新情報:
- 2025年1月24日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年1月22日 (更新情報)
- 2024年7月 5日
- 国名:
- イエメン
- 対象者:
- アフマッド・マヘルさん(男性)
- 期限:
- 2025年2月24日
- 配信日:
- 2024年7月 5日
- UA No:
- 004/2024
イエメンのジャーナリスト、アフマッド・マヘルさんは、虚偽で誤解を招くニュースの拡散と身分証偽造の容疑に問われ、不当な裁判で禁錮4年の判決を受けた。マへルさんは2022年8月6日、イエメンの南西部アデンに拠点を置く南部暫定評議会(STC)の治安部隊に逮捕された。マヘルさんは警察署での取調べ中に暴行を受け、2022年3月の警察署襲撃事件に関わったという”自白”を強要された。拷問時に負った怪我の治療を受けることはできなかった。また、弁護を受ける権利、私選弁護士を立てる権利、推定無罪の権利などを否定された。
逮捕から1カ月後の9月4日、警察はマヘルさんが自白する動画を公開し、その後、動画はソーシャルメディアやニュースサイトに流れた。その動画を検証したところ、マヘルさんが治安部隊員の身分証明書の偽造や部隊高官2人の殺害計画など、身に覚えがない容疑を自白させられたことが明らかになった。
弁護人によれば、推定無罪の権利を侵害する動画は、検察が動画の撮影を求めたわけでも、検事がいる場で撮影されたわけでもなかった。親族によると、動画が公開されてから数日後、検事が拷問に関与した治安部隊の隊員がいる中でマヘルさんを尋問した。マヘルさんは、自白を強要されたと言い、検事に怪我の治療を認めるよう訴えた。検事は治療を認めたが、警察は拒否した。2022年9月15日、マヘルさんは刑務所に送られ、それ以来、収監が続いている。
2023年11月16日、STCの治安部隊はマへルさんの弁護士サミ・ヤシンさんを恣意的に逮捕した。ヤシンさんは、アデンにある最高裁判所と検察庁での仕事を終えて帰るところだった。ヤシンさんはこの4カ月間、軍のキャンプで拘束されていた。拘束中、暴行を受け、独房に拘禁され、家族や弁護人と会うことができなかった。今年3月6日に現在の刑務所に移されたが、健康状態は崩したままだ。ヤシンさんも、逮捕される前に、STCの治安部隊関係者から、マヘルさんの件と昨年6月に勾留中に死亡した被疑者の件をめぐり脅迫を受けていた。
イエメン紛争では、すべての集団が、不当拘束や強制失踪、拷問、不当裁判など人権を侵害する対応を取ってきた。昨年11月、イエメンに関する国連専門家パネルは、STCの公式の刑務所と秘密裏の刑務所で不当拘束、拉致、拷問による”自白”の強制などがあったと報告した。
アムネスティは2018年7月、アラブ首長国連邦の支援を受ける治安部隊による南イエメン地域での強制失踪や不当拘束を明らかにした。元戦闘員やイエメン改革会議のメンバーなどが不当拘束の対象になった。

- 最新情報:
- 2025年1月24日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年1月22日 (更新情報)
- 2024年7月 5日
- 国名:
- イエメン
- 対象者:
- アフマッド・マヘル(男性)
- 期限:
- 2025年2月24日
- 配信日:
- 2025年1月22日
- UA No:
- 004/2024
2024年12月25日、ジャーナリストのアフマッド・マヘルさんが、アデンの特別刑事控訴裁判所で無罪判決を言い渡されたが、拘束されたままだ。特別刑事検察が釈放の条件として「商業保証」の保証人を立てることを求めたが、マヘルさんの家族にその費用を負担する余裕はなかった。昨年5月28日、偽情報拡散と身分証明書偽造の容疑に問われたマヘルさんは、特別刑事裁判所での極めて不公正な審理で禁錮4年の判決を言い渡された。偽情報の拡散は、国際法では犯罪とみなされていない。アフマッド・マヘルさんは直ちに釈放されるべきだ。
2022年9月4日、警察当局がジャーナリストのマヘルさんを撮影して公開した動画が、ソーシャルメディアや国営メディアで広まった。アムネスティがその動画を確認したところ、マヘルさんは兵士らの身分証明書の偽造の罪と南部暫定評議会(STC)の軍事組織の幹部2人の暗殺計画を知っていたことなどを「自白」しているかのようだった。
マヘルさんの弁護人によると、推定無罪の権利を侵害するこの動画は、検察側が求めたものでも、検察官立ち合いの下で撮影されたわけでもなかった。動画の公開から数日後、マヘルさんは、検察官の取り調べを受けた。取り調べの最中、マヘルさんは「自白」を撤回し、自白は強制されたと主張し、治療を要請した。検察は警察署長にマヘルさんの治療を要請したが、その要請は拒否された。2022年9月15日にマヘルさんは刑務所に移送され、現在も留置されたままだ。
2023年11月、イエメンに関する国連専門家パネルは、STC傘下の部隊が、自分たちを公に批判するジャーナリストや活動家を拘束し、強制失踪の対象とし、あるいは脅迫し、「自白」への署名を強要していると報告した。また、同パネルは、STC関連勢力が刑務所で被収容者を拷問していることを記録した。
2018年7月、アムネスティは、イエメン南部の治安部隊などUAEが支援する治安部隊による強制失踪と拘禁違反に関する報告書を発表した。多くの逮捕は、根拠のない疑いや私怨に基づくものとみられた。標的となった人たちの中には、2015年にフーシ派を南部から駆逐するための戦闘に加わった元戦闘員で、後に脅威とみなされた人たち、ハディ派のイエメン改革会議の支持者や党員、連合軍の活動家や批判者などが含まれていた。アムネスティは、「評議会に批判的なジャーナリストや活動家を拘束や脅迫し、しばしば、自白や供述書の署名を強要している」と報告した。
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- 2025年1月24日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年1月22日 (更新情報)
- 2024年7月 5日
- 国名:
- イエメン
- 対象者:
- アフマッド・マヘル(男性)
- 期限:
- 2025年2月24日
- 配信日:
- 2025年1月24日
- UA No:
- 004/2024
ジャーナリストのアフマッド・マヘルさんが1月18日に釈放された。昨年12月25日、アデンの特別刑事控訴裁判所は、不当な審理による有罪判決を破棄し、無罪判決を言い渡していた。マヘルさんは、虚偽情報拡散と身分証明書偽造の罪に問われていたが、これらは国際法では犯罪とみなされない。
マヘルさんは、不公正な裁判の結果、昨年5月28日に特別刑事裁判所で4年の刑を宣告されていた。マヘルさんは2年以上にわたる勾留中、暴行や虐待を受けた。また、適切な弁護を受ける権利、弁護人との面会の権利、無罪推定の権利、自己負罪を拒否する権利が否定され、勾留そのものが恣意的だった。
1月18日、マヘルさんはソーシャルメディアで、自身の釈放を求めて行動を起こしたすべての人たちに感謝を表した。
この緊急行動はこれで終わります。事態の変化に記事掲載が間に合いませんでした。要請文を送付してくださった皆様に深く感謝いたします。
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