最新情報:
2024年10月26日 (stop情報)
更新履歴:
2024年2月26日
国名:
アフガニスタン
対象者:
男性2人
期限:
2024年11月26日
配信日:
2024年10月26日
UA No:
009/2024

女子の教育の権利を求める非営利団体「フェクレ・ペタル」で活動するセッディクッラー・アフガンさん(写真右)とアフマド・ファヒム・アジミさん(写真左)が釈放された。アフガンさんは、断食明けの祝祭日イードの日の恩赦で4月9日に釈放され、アジミさんも証拠不十分で9月26日に釈放された。

Ahmad Fahim Azimi and Sediqullah Afghan2人は昨年10月17日、カブールのカルタ・チャールでタリバン警察に逮捕され、反タリバン活動の容疑で取り調べを受けた。逮捕後、72日間にわたり尋問され、同年12月27日に出廷した後も尋問不足として勾留され続けた。2人は拷問を受け、家族との面会や医療的対応も拒否された。

アフガンさんがイードの日の恩赦で釈放された後も、アジミさんは勾留され続け、ついには不公正な裁判により1年の禁錮刑を言い渡された。アジミさんが今年4月1日に判決に不服を申し立てたため、カブール公安裁判所で引き続き調査されることになった。しかし、調査は先送りされるばかりで裁判には至らず、最終的には証拠不十分でアジミさんも9月26日に釈放された。

アムネスティは、今年2月から2人の釈放を求める手紙をタリバンに送り、恣意的な逮捕と権利侵害に関するソーシャルメディアキャンペーンを展開した。手紙によるタリバンへの圧力が釈放につながると信じてきた家族は、定期的に刑務所訪問時の情報をアムネスティに提供し、継続的な支援の必要性を訴えた。

アフガニスタンでは、女性の抗議者やジャーナリストほか人権を擁護する人たちがタリバンから敵視され、弾圧を受け、活動停止を余儀なくされている。タリバン批判や抗議をすれば、強制失踪、恣意的拘束、拷問などを受け、家族を残したまま国外に逃げざるを得ないこともある。さらに、国外では法的、経済的問題に直面し、強制送還を受ける事態に直面する。

この緊急行動はこれで終わります。要請文を送付してくださった皆様に深く感謝いたします。

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