最新情報:
2025年5月22日 (stop情報)
更新履歴:
2025年3月 1日 (更新情報)
2024年11月20日
国名:
メキシコ
対象者:
サンドラ・ドミンゲス(女性)
期限:
配信日:
2025年5月22日
UA No:
092/2024

2024年10月から行方がわからなくなっていた人権活動家サンドラ・ドミンゲスさんと夫のアレキサンドル・エルナンデスさんが遺体で見つかった。2025年4月28日、オアハカ州司法長官が2人の遺体発見を発表し、ドミンゲスさんの親族は翌日、遺体を引き取った。

南メキシコに位置するオアハカ州出身のアユウク先住民族の擁護者のドミンゲスさんは、弁護士として暴力の被害を受けた女性の弁護をしてきた。2020年、ドミンゲスさんは州の役人が参加するWhatsAppのチャットグループを糾弾した。女性への暴力を肯定し、先住民族女性の性的な画像を共有するなど、女性蔑視のチャットグループだと非難。被害者でもあったドミンゲスさんは、問題のグループに関わった役人を刑事告訴した。

ドミンゲスさんは政府関係者や組織犯罪がかかわる事件を手掛けていたため、たびたび脅迫を受けてきたが、脅迫に屈することなく、女性のために闘ってきた。 

ドミンゲスさんと夫エルナンデスさんは、2024年10月4日に自宅で目撃されたのを最後に、行方不明になっていた。

2025年4月28日、オアハカ州司法長官は、2人の遺体が4日前に発見され、遺体には銃傷があったと発表した。

オアハカ州検察庁によると、これまでのところ、1人が起訴され、公判前勾留に置かれている。

ドミンゲスさんと家族のために展開された要請活動が、この事件と結果に注目を集める一因となったとアムネスティは考えている。ドミンゲスさんたちの失踪と殺害に関する捜査を引き続き監視し、メキシコ当局に対し、これらの犯罪の責任者をすべて裁判にかけるよう求め続ける。

このUAに関するアクションは、これで終わります。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。

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