
- 最新情報:
- 2025年5月22日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年3月 1日 (更新情報)
- 2024年11月20日
- 国名:
- メキシコ
- 対象者:
- サンドラ・ドミンゲス(女性)
- 期限:
- 配信日:
- 2024年11月20日
- UA No:
- 092/2024
メキシコの人権活動家サンドラ・ドミンゲスさんと夫のアレキサンダー・ヘルナンデスさんが行方不明になっている。ドミンゲスさんの親族が最後に2人を見たのは10月4日で、メキシコ南部のオアハカ州サン・ファン・コッチョン市の自宅でだったという。2人が無事生還できるよう、当局にあらゆる必要な手段を講じるよう要請する。そのためには2人の親族や捜索に関わる地元警察や州、連邦の関係当局との協力が不可欠で、失踪に関与した者を法で裁くことが不可欠だ。
ドミンゲスさんは南メキシコに位置するオアハカ州出身のアユウク先住民族の擁護者だ。また弁護士でもあり、暴力の被害女性の弁護を引き受けてきた。2020年、ドミンゲスさんは州の役人が参加するチャットWhatsAppを厳しく批判した。そのチャットには先住民族女性の性的な画像が掲出されていた。画像掲出の被害者の一人であったドミンゲスさんは、問題のチャットに関わった役人を刑事告訴した。
メキシコでは、行方不明者と失踪者の数は高止まりしている。国家捜査委員会は、2024年に少なくとも10,228人の行方不明者や失踪者を登録している。公式記録によれば、1952年から2024年10月までの行方不明者と失踪者は、合わせて116,615人である。
失踪は、家族や愛する人、地域社会に大きな悲しみを与え、彼らを失踪者の捜索に向かわせる。失踪者や行方不明者を探す家族は、強制失踪や殺人、脅迫といった深刻な危険に直面し続けており、多くの家族が安全の保障なしに活動を強いられている。最近の報告書の中でアムネスティは、強制失踪者を捜索することが権利であるという主張を裏付けるために、国際人権法を引用している。特にアメリカ大陸の捜索者の大半が女性だとして、報告書は女性だから直面する特異な危険、脅迫、暴力から保護するための各国の国際的義務も詳述している。

- 最新情報:
- 2025年5月22日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年3月 1日 (更新情報)
- 2024年11月20日
- 国名:
- メキシコ
- 対象者:
- サンドラ・ドミンゲス(女性)
- 期限:
- 配信日:
- 2025年3月 1日
- UA No:
- 092/2024
人権活動家サンドラ・ドミンゲスさんと夫のアレキサンダー・ヘルナンデスさんが行方不明になっている。ドミンゲスさんの家族が、昨年10月4日に自宅で2人と会ったのが最後だったという。その4日後に家族は行方不明届を出した。当局には、2人が家族の下に無事帰宅できるよう、あらゆる手段を講じるよう求められている。そのためには、警察、州、連邦の当局間の協力が欠かせない。その上で2人の無事帰還を実現し、失踪を引き起こした者を法律に基づいて裁かなければならない。
南メキシコに位置するオアハカ州出身のアユウク先住民族の擁護者のドミンゲスさんは、弁護士として暴力の被害を受けた女性の弁護をしてきた。2020年、ドミンゲスさんは州の役人が参加するWhatsAppのチャットを厳しく批判した。そのチャットには、先住民族女性の不適切な画像が投稿されていた。その被害者でもあったドミンゲスさんは、問題のチャットに関わった役人を刑事告訴した。
メキシコでは行方不明者の数が依然として高止まりしている。国家捜査委員会によると、昨年、少なくとも10,228人の行方不明者が新たに登録された。公的記録では、1952年から昨年10月までの70年余りで、行方不明者の登録は116,615人に達している。
失踪は、家族や愛する人、地域社会に大きな悲しみを与え、彼らを失踪者の捜索に駆り立てている。一方で、失踪者を捜索する家族の多くは、強制失踪や脅迫、時には殺害といったリスクを背負う。最近の報告書の中でアムネスティは、国際人権法に基づき、強制失踪者の捜索は権利であると主張している。特にアメリカ大陸の捜索者の大半が女性だとして、報告書は女性が特に直面する危険、脅迫、暴力から保護するための各国の国際的義務についても詳述している。
- 最新情報:
- 2025年5月22日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年3月 1日 (更新情報)
- 2024年11月20日
- 国名:
- メキシコ
- 対象者:
- サンドラ・ドミンゲス(女性)
- 期限:
- 配信日:
- 2025年5月22日
- UA No:
- 092/2024
2024年10月から行方がわからなくなっていた人権活動家サンドラ・ドミンゲスさんと夫のアレキサンドル・エルナンデスさんが遺体で見つかった。2025年4月28日、オアハカ州司法長官が2人の遺体発見を発表し、ドミンゲスさんの親族は翌日、遺体を引き取った。
南メキシコに位置するオアハカ州出身のアユウク先住民族の擁護者のドミンゲスさんは、弁護士として暴力の被害を受けた女性の弁護をしてきた。2020年、ドミンゲスさんは州の役人が参加するWhatsAppのチャットグループを糾弾した。女性への暴力を肯定し、先住民族女性の性的な画像を共有するなど、女性蔑視のチャットグループだと非難。被害者でもあったドミンゲスさんは、問題のグループに関わった役人を刑事告訴した。
ドミンゲスさんは政府関係者や組織犯罪がかかわる事件を手掛けていたため、たびたび脅迫を受けてきたが、脅迫に屈することなく、女性のために闘ってきた。
ドミンゲスさんと夫エルナンデスさんは、2024年10月4日に自宅で目撃されたのを最後に、行方不明になっていた。
2025年4月28日、オアハカ州司法長官は、2人の遺体が4日前に発見され、遺体には銃傷があったと発表した。
オアハカ州検察庁によると、これまでのところ、1人が起訴され、公判前勾留に置かれている。
ドミンゲスさんと家族のために展開された要請活動が、この事件と結果に注目を集める一因となったとアムネスティは考えている。ドミンゲスさんたちの失踪と殺害に関する捜査を引き続き監視し、メキシコ当局に対し、これらの犯罪の責任者をすべて裁判にかけるよう求め続ける。
このUAに関するアクションは、これで終わります。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。
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