ケニア:大学襲撃の惨劇 早急な市民保護対策を

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2015年4月 7日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ケニア
トピック:地域紛争

3月2日に発生したケニヤの大学襲撃事件で、ガリッサなど北東地域の学生や大学職員、住民に対する保護策を至急取る必要性が浮き彫りになった。また、当局は、速やかでかつ公正で効力のある捜査により、犯人を処罰するよう要請する。

モイ大学のガリッサ・ユニバーシティ・カレッジは、アル・シャバブが攻撃対象としているケニヤ北東部にある。政府は、襲撃を受ける危険性があるこの地域を保護するために、憲法と法の範囲内で断固とした措置を取らなければならない。

北東部の人びとは、アル・シャバブから襲撃を受け、その恐怖を繰り返し訴えてきた。しかし、政府は対応が不十分だった。教育機関は学生や教師が安全に学べる場所であることを意味する。彼らの身の安全は、十分に保障されなければならない。

襲撃により150人近い死者が出たと報じられている。負傷者も多くおり、行方不明者や誘拐された人もいるという。国内外のメディアが、武装勢力アル・シャバブの犯行声明を報じた。

北東部の人びとはもちろんすべての市民の安全を守ることは、政府の責任である。政府は、このような襲撃が二度と起こらないように、全力を挙げてあらゆる合法的な措置を講じなければならない。

アムネスティ国際ニュース
2015年4月2日

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