ガンビア:死刑囚22人減刑 死刑廃止へ前進

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2019年5月16日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ガンビア
トピック:死刑廃止

ガンビアのアダマ・バロウ大統領は、死刑囚22人を終身刑に減刑した。徐々に、しかし着実に、死刑廃止に向けて歩を進める同国が、さらなる大きな一歩をしるした。

アムネスティは同国を訪れ、5月2日、大統領と面談する機会を得た。大統領はその席で、死刑を廃止する方針を確認した。そして、今回の減刑の発表である。

今後は、全面的な死刑廃止に向けた取り組みを速やかに進め、さらにいずれ憲法にもその旨を明記することを求めたい。

背景情報

アムネスティは同国の訪問で、人権の擁護と促進に向け、死刑の廃止と減刑をはじめ、過酷なメディア法の廃止、治安部門の改革、女性差別の撲滅など10分野にわたる改革を提言した。

死刑廃止に前向きなガンビアは昨年2月、死刑執行の停止を宣言し、同年9月には、死刑廃止条約を批准し、86番目の締約国になった。

アムネスティは、犯罪の種類や犯罪者の特徴、死刑の執行方法にかかわらず、例外なく死刑に反対する。死刑は、世界人権宣言に謳われている生存権を侵害し、残虐、非人道的および品位を傷つける究極の刑罰である。

アムネスティ国際ニュース
2019年5月9日

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