- 2019年7月12日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:マラウイ
- トピック:
人権活動家連合会の副会長、ギフト・トラペンスさんと会員のマクドナルド・センベレカさんが7月9日、詐欺容疑で逮捕された。
2人は、5月21日の大統領選挙で選挙管理委員会の委員長が不正の指示をしたとして、その辞任を求めるデモの呼びかけに参加した。
逮捕は、単なる嫌がらせであり、現在も続くデモをやめさせるための策略である。
治安当局は、2人を即時かつ無条件に釈放し、表現、集会、結社の自由の権利に対する弾圧を停止するべきだ。
デモの呼びかけや参加は、犯罪ではない。当局は、政府批判を摘発したり、不当な容疑を持ち出して政権と異なる意見を抑え込んだりしてはならない。また、表現、集会、結社の自由の権利を全面的に尊重し、保護しなければならない。
背景情報
マラウイでは、5月の選挙以降、選挙に問題があったとする抗議デモが、主要都市で続いている。ピーター・ムタリカ大統領は、デモ隊を「国を無法国家に貶めようとする輩に過ぎない」として、抗議に取り合っていない。
アムネスティ国際ニュース
2019年7月10日
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