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「人権のために活動する人たち」=「テロリスト」?

人権を守ることが平和につながると、世界的に人権を守っていこうという決意がなされてから四半世紀以上が経ちました。しかし、今、各国で自国優先、排外主義が台頭するなかで、人権は大きな危機に直面しています。

人権のために活動する人たちも例外ではありません。自由や平等、正義のために闘っている人たちが、嫌がらせや脅迫、暴力といった攻撃を受けているのです。政府の中にはこうした人たちを守るどころか、彼らに「テロリスト」、「外国のスパイ」など、国の安全を脅かす危険人物というレッテルを貼って、貶めようとしているところもあります。さらに、彼らの声を抑え込むために、法律を乱用したり、新たな法律をつくったりする国もあります。こうした動きにメディアも同調して、攻撃に加わることも少なくありません。

  • 先祖から受け継いだ自然の恵みを開発から守ろうとして、脅される先住の人たち
  • セクハラが横行する現状を嘆き、対策をとらない政府を批判したために、投獄された女性
  • 難民を支援したことで「不法滞在を手助けした」と罰金を言い渡された牧師

例を挙げればきりがありません。

こうした状況が野放しにされたら、世界がどうなるかを想像してみてください。自由や平等、正義のために声を上げられない世界を。弱い人たちが虐げられ、差別される世の中。政府批判を口にできず、怯えて暮らす日々。それはやがて、私たちの自由をも奪うものになるでしょう。

危険に直面する女性人権活動家

ポーランドの女性人権活動家たち
Main Photo: © Grzegorz Żukowski

今、世界のあちこちで、差別や不正を正すために、自然環境を守るために、また女性に対する暴力や虐待と闘うために多くの女性が立ち上がっています。

しかし、男性が圧倒的に優位な社会では、社会的、経済的、政治的に排除され、女性の存在や意見は無視、あるいは軽視されがちです。そうした中、闘う女性たちは多くの危険に直面します。脅迫され、襲撃され、性的暴力を受け、最悪の場合は、殺害される危険もあります。

市民一人ひとりの声が政府を動かす!

アムネスティでは、この流れを押し返し、最前線で自由、平等、正義のために声を上げている人たちが安心して活動できるように、「BRAVE」キャンペーンを行っています。

「BRAVE」はこうした状況に負けずに、時には命を懸けて、果敢に声を上げ続ける、勇気ある人たち。何も特別な人たちではなく、会社員や主婦や学生などです。 「BRAVE」を守り、彼らの活動の価値を広めていくのは、世界中の市民の声です。一人ひとりの声は小さくても、それが、何十万、何百万となれば、世の中を動かします!

自由と平等が守られる未来に向かって、私たちと一緒に、「BRAVE」のために、みなさんも声を上げてください!

アイルランドのグローバルプロジェクト「Brave Walls」
アイルランドのグローバルプロジェクト「Brave Walls」© Gansee Films

今、あなたにできる署名

自由のために闘って拘束 サウジの女性たちを救って!

自由のために闘って拘束 サウジの女性たちを救って!

サウジアラビアでは女性が自由に行動できない制度や習慣があります。それを打ち破ろうと闘っている女性たちが、2018年5月以降、次々と拘束されています。サウジアラビア当局に女性たちに対する容疑を取り下げ、無条件でただちに釈放するよう、要請してください。彼女たちは、女性の自由を求めただけなのです。

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でっち上げのテロ罪に問われたクリミア・タタール人を釈放して!

でっち上げのテロ罪に問われたクリミア・タタール人を釈放して!

エミール=ウセイン・ククさんはウクライナでクリミア・タタール人の人権を守るための活動をしています。クリミア半島がロシアに併合されてからは、クリミアで頻発している人権侵害を監視・調査する団体で、失踪した活動家の調査を行ったり、起訴されたクリミア・タタール人を法的に支援したりしていました。2016年2月、「テロ組織に所属した」という身に覚えのない疑いをかけられ、突然逮捕されました。ロシア当局に直ちに無条件で釈放するよう要請してください。

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署名:ベネズエラ 持病悪化の労働組合リーダーの命を助けて!

署名:ベネズエラ 持病悪化の労働組合リーダーの命を助けて!

ベネズエラで労働者の権利を求めて闘ってきたルベン・ゴンサレスさんが2018年11月、不当に逮捕・勾留されました。政府の政策に反対するデモに参加していた時に、軍人に暴力を振るったと、根も葉もない疑いをかけられたのです。そして民間人であるにも関わらず軍事法廷で裁かれ、確たる証拠もないまま、2019年8月、5年9カ月の実刑判決を受けました。昨年11月から健康状態が急激に悪化し、新型コロナウィルスへの感染も懸念されます。もう一刻の猶予もありません。

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