第11回 死刑映画週間「免田栄さんを知っていますか?」

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2020年12月5日、免田栄さんが95歳で亡くなった。

22歳のとき、強盗殺人罪容疑で逮捕された。

自白を強いられ、公判時にそれを否定したが受け入れられず、26歳のとき、最高裁で死刑が確定した。

もとより身に覚えのない嫌疑、自力で再審請求を求め、やがて支援者も現れて、6度目の再審請求が実って、無罪判決を得たのが57歳のときだった。

実に34年の間、無実でありながら獄に閉じ込められていた。

今回上映する7作品のうち半数以上が「えん罪」をテーマとしている。

罪なきひとを死刑にする力を有する警察・検察・裁判所という司法の構造とは何なのかを考えたい。

第11回 死刑映画週間「免田栄さんを知っていますか?」

上映スケジュール

場所・期間・料金

  • 場所:渋谷ユーロスペース(渋谷区円山町1-5)
  • 上映期間:2022年2月12日(土)~2月18日(金)
  • 前売鑑賞券:5回券 4,500円/3回券 2,800円/1回券 1,000円
    一般1,500円、大学・専門学生1,300円、シニア1,100円

上映作品/監督/制作年/語る人

  • 『私は金正男を殺していない』/ライアン・ホワイト/2018/太田 昌国
  • 『狼をさがして』/キム・ミレ/2020/浴田 由紀子
  • 『裁き』/チャイタニア・タームハネー/2014/佐藤 大介
  • 『帝銀事件 大量殺人獄中三十二年の死刑囚』/森崎 東/1980/山際 永三
  • 『女は二度決断する』/ファティ・アキン/2017/山口 薫
  • 『黒い司法』/デスティン・ダニエル・クレットン/2020/庄司 香
  • 『免田栄 獄中の生』/小池 征人/1993/櫻井 昌司

※上映時間などの詳細はチラシをご覧ください。

アムネスティ・インターナショナルの取り組み

私たちアムネスティ・インターナショナルは、死刑を人権の問題と考えています。そして、「生きる」という最も基本的な人間の権利を根本から否定する刑罰が、死刑だと考えています。

アムネスティは、「死刑は生きる権利の侵害であり、究極的に残虐で非人道的かつ品位を傷つける刑罰である」として、あらゆる死刑に例外なく反対する姿勢を明確にし、死刑のない世界の実現に向かって活動してきました。