国家はどんな理屈を使ってでも、「人殺し」としての戦争を始めてします。
ウクライナ戦争は私たちに、改めてその事実を教える。
戦争犯罪を裁く必要性もあるだろうが、国家は死刑制度を通しても、「人殺し」の権限を独占している。
死刑執行の裁量権を持つ法相、法相は地味な仕事で、死刑のはんこを押した時くらいしかテレビに出られない、お金も集まらない、と嘆いた。
戦争でも死刑でも、兵士や公務員に他者の殺害を命じる立場にある者は、こんなにも無責任だ。
今回の7本の映画は、そんな人間社会の過去と現在に異議を発し、国家に万能の権限を与えてよいのかと問いかける。
上映スケジュール
場所・期間・料金
- 場所:渋谷ユーロスペース(渋谷区円山町1-5)
- 上映期間:2023年2月11日(土)〜2月17日(金)
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前売券:5回券 4,500円/3回券 2,800円/1回券 1,000円
一般1,500円、大学・専門学生1,300円、シニア1,100円ほか
上映作品/監督/制作年/語る人
- 『白い牛のバラッド』/ベタシュ・サナイハ マリヤム・モガッダム/2020/村山木乃実
- 『海と毒薬』/熊井啓/1986/伊藤真美
- 『愛は降る星のかなたに』/齋藤 武市/1956/太田昌国
- 『悪は存在せず』/モハマド・ラスロフ/2020/中村菜穂
- 『チェチェンへようこそ-ゲイの粛清』/デイヴィッド・フランス/2016/石川大我
- 『抗い―記録映画作家 林えいだい』/西嶋真司/2020/西嶋真司
- 『顔のないヒトラーたち』/ジュリオ・リッチャレッリ/2014/柳原伸洋
※上映時間などの詳細はチラシをご覧ください。
アムネスティ・インターナショナルの取り組み
私たちアムネスティ・インターナショナルは、死刑を人権の問題と考えています。そして、「生きる」という最も基本的な人間の権利を根本から否定する刑罰が、死刑だと考えています。
アムネスティは、「死刑は生きる権利の侵害であり、究極的に残虐で非人道的かつ品位を傷つける刑罰である」として、あらゆる死刑に例外なく反対する姿勢を明確にし、死刑のない世界の実現に向け活動しています。