- 2005年7月 8日
- 国・地域:英国
- トピック:危機にある個人
アムネスティ・インターナショナルは、最も強い口調で、本日ロンドンで起こった同時多発爆破を非難する。今回の爆破攻撃によって、未確認の数の死者と多くの負傷者が出た。爆破は地下鉄の駅6箇所とバスで起こったと伝えられている。
「アムネスティは、今朝起こったこの無意味な暴力の結果被害を受けた人びとに、まず心からの同情とお見舞いを申し上げる。」アムネスティの事務総長アイリーン・カーンはそのように語った。
「今は、これまで以上に、恐怖を希望で克服しよう。引き続き行動し、変わらず連帯を深めよう。私たちはみな弱い存在である。皆が今回の悲劇に関わっている。しかし、私たちは皆人間性を備えており、人権が恐怖の感情を連帯と活動に換えてくれると確信している。」
民間人を故意に狙った攻撃は決して正当化されない。日常の仕事に出かけようとする通勤客を狙うというのは、最も基本的な人間性の原則を全く踏みにじっている。今回の爆破が英国の民間人に対する広範な攻撃の一部であるということから、アムネスティとしては、今回の攻撃が人道に対する罪を構成すると考える。
こうした攻撃は直ちに止められなければならない。こうした攻撃に責任ある者は、国際基準に合致した裁きを受けなければならない。
アムネスティ発表国際ニュース
(2005年7月7日)
AI Index: EUR 45/020/2005
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