ハイチ:ジャーナリストの殺害を非難する

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2007年1月25日
国・地域:ハイチ
トピック:危機にある個人
アムネスティ・インターナショナルは、本日、ジャーナリスト兼写真家のジャン=レミ・バディオの殺害について非難した。彼が狙われたのは、ジャーナリストとしてポルトープランス南方にあるマルティサンでのギャングによる暴力を報道したことが理由だと、アムネスティは確信する。

ジャン=レミ・バディオは、フリーのジャーナリストであり写真家だった。彼は、1月19日、2年以上武装集団抗争が続いているマルティサンにある自宅で射殺されたと伝えられている。ジャン=レミ・バディオは、ジャーナリストの権利と報道の自由を保護し擁護するSOSジャーナリストのメンバーだった。この団体によると、マルティサンで武装集団のメンバーを撮影したことから殺害されたという。彼の家族は、彼は生前、武装集団から殺害脅迫を受けていたと報告している。

ハイチ当局は、ジャン=レミ・バディオ殺害が裁きを免れることがないようにしなければならない。この殺害事件について、徹底した調査を迅速に行ない、その結果を公表しなければならない。人びとを恐怖に陥れる武装集団のメンバーに対して、このような犯罪に免責はありえず、裁かれなければならないということを示すべきだ。

アムネスティは、ハイチ当局がジャーナリスト殺害の免責を絶ち、被疑者を裁くよう強く忠告する。調査が開始された事例でも未だに免責が横行している。以下は一例である:
-2000年4月3日、ジャン・レオポール・ドミニクとジャン・クロード・ルイサンがポルトープランスで殺害された。
-2003年12月3日、ブリノル・リンドルが、アクール(プティット・ゴアブ近郊)で遺体で発見された。
-2005年1月7日、アブディアス・ジャンは、ポルトープランスで警官により超法規的に処刑されたとされている。
-2005年7月15日、ジャック・ロッシュが遺体で発見された。

アムネスティは、ハイチ政府が国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)と協力し、ハイチのすべてのジャーナリストと人権擁護活動家が安全に、嫌がらせや脅迫を受けることなく活動できるよう、早急に対処することを要請する。

アムネスティ国際ニュース発表
(2007年1月25日)
AI Index: AMR 36/001/2007