- 2014年7月24日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ウクライナ
- トピック:地域紛争
激しい対立が続くウクライナ東部で起きた旅客機の墜落で、300人近くが命を落とした。(C) EPA/ALYONA ZYKINA EPA/ALYONA ZYKINA.
7月17日、マレーシア航空の旅客機がウクライナ東部の紛争地域に墜落し、乗客ら300人近くが死亡した。アムネスティは、この事態に対して、直ちに公平で実効性のある調査を求める。
ウクライナ政府および親ロシア派は調査に協力し、現場検証は、独立した国際的な専門家により速やかに実施されなければならない。
墜落地のウクライナ東部は、親ロシア派集団の支配下にある。アムネスティが7月半ばまでにこの地域で行った調査で、国際監視団、記者、一般市民が拉致され、拷問や虐待を受けていることが判明した。
この地域の現状を考えると、捜査には困難が予想される。両陣営は、実効性ある調査のために、調査員が墜落現場に無制限に立ち入りでき、その安全を確保することを保障する必要がある。
調査は、政府と親ロシア派の双方へのあらゆる申し立てを検証するとともに、調査結果の全面的な開示が求められる。
アムネスティ国際ニュース
2014年7月18日
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