- 2022年4月 6日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ウクライナ
- トピック:
キーウ(キエフ)近郊のブチャの住民がロシア軍に殺害され、この虐殺が明らかな戦争犯罪だとする複数の報道があった。これらの報道は、ロシアが占拠する地域での殺害や拷問を含め、戦争犯罪がより広範な手口に及んでいることを示している。
アムネスティはブチャの市民が受けたロシア兵の手による暴力が、決して特殊な事例ではないことを危惧している。これは、戦争犯罪として捜査されるべきだ。
アムネスティはこれまで、ハリキウ(ハリコフ)とスームィ州において無差別攻撃で民間人が亡くなったことを示す証拠を収集した。また、チェルニヒウでは、食糧を求める列にいた人たちが空爆の犠牲になり、ハリキウ、イジウム、マリウポリでは、ロシア軍が包囲する中で暮らす住民の証言を集めた。
アムネスティは近日中に、キーウとその近郊の町々で実施した現地調査で得た新たな証言を公表する。
ロシアがウクライナでの戦闘を続ける限り、アムネスティは、人権と国際人道法に違反するロシア軍の行為を明らかにし、その公表を続けていく。
ウクライナに対する武力侵略そのものが、人道法上の犯罪である。
アムネスティ国際ニュース
2022年4月4日
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