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英国諜報機関がアムネスティを傍受した疑い

2013年12月17日
[国際事務局発表ニュース]
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アムネスティの情報を傍受していた疑いがある英国諜報機関GCHQ(政府通信本部) (C) David Goddard/Getty Images
アムネスティの情報を傍受していた疑いがある英国諜報機関GCHQ(政府通信本部) (C) David Goddard/Getty Images

アムネスティは12月9日、「英国の諜報機関がアムネスティの情報を傍受してきた懸念がある」として、英国政府に対する申し立てを行った。

今年6月、米当局が国家安全保障局の極秘プログラムを使って、何百万という人びとのやり取りを日常的に盗聴していたことが、米国人エドワード・スノーデンさんの暴露で、明らかになった。英国当局もこのプログラムを利用したことがあった。

その後、英国の諜報機関も独自の秘密プログラムによって、人びとを広範囲に監視していたことが明らかになった。

こうした発覚により、英国の現在の法制度と進歩する技術との間で大きな落差があることが露呈した。法律が技術に追いつかなければ、監視プログラムによる傍受被害者の人権を守ることができない。

アムネスティは慎重な取り扱いを必要とされる多くの問題について、世界規模で活動を展開している。そのため、こうした問題に関心を持つ英米の情報機関が傍受していたのではないかと、アムネスティは考えている。

この事態を受けて、アムネスティは調査裁判所に申し立てを行い、英国当局の行為は、1998年人権法の第8条(プライバシーの権利)と第10条(表現の自由の権利)の侵害だと主張した。

このような極秘で広範な監視プロブラムに対して、監視を規定する現在の法律制度は、極めて不十分で、早急に改革する必要がある。

当局がアムネスティの情報を傍受しているとすれば、アムネスティの活動は大きな困難に直面するだろう。

また、大規模な監視は、アムネスティのような組織ばかりでなく、私たち一人ひとりのプライバシーの権利に影響を及ぼすことを忘れてはならない。

さらに、調査裁判所の取り調べは、開示されるべきである。

調査裁判所は、諜報機関の行動に対する苦情を審査するために存在する。しかしこの機関は秘密主義的で、調査方法を独自に決定し、秘密裏に調査を行うことも少なくない。アムネスティは調査裁判所に対して、申し立て内容について公聴会を開くよう求めている。

もし調査裁判所が今回も調査を秘密裏に行い、その内容が秘密であれば、なんとも馬鹿げた皮肉である。

アムネスティ国際ニュース
2013年12月9日

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