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難民受け入れに賛成する世論

2016年5月23日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:
トピック:難民と移民

「あなたは難民を受け入れますか?」
「あなたは難民を受け入れますか?」

アムネスティ・インターナショナルは、世界の人びとの難民受け入れ意欲についての調査をグローバル戦略コンサルタント会社に委託し、難民受け入れ指標としてまとめた。その結果、圧倒的多数(80%)が、難民の受け入れに大いに賛成で、多数が自宅に迎える心づもりがあることがわかった。

調査には、27か国の27,000人以上から回答を得た。その結果を自分の国、町、近隣、自宅に難民を受け入れる意欲に応じて各国を順位づけした。

調査では人びとは難民を受け入れに対し、驚くほど前向きの姿勢を見せた。難民を拒否する政策は、人びとの意見とは異なることを示している。

受け入れ姿勢を数値化した初の試み

難民受け入れ指標は、どのレベルまで難民を受け入れるか許容度を示したもので、自宅、近隣、市町村、国で受け入れることの是非に対する回答に基づいている。入国そのものを拒否するかも聞いた。

その結果、人びとは難民の受け入れに驚くほど寛容であることがわかった。

  • 全体では、10人に1人が難民を自宅に受け入れても良いと答えた。国別では、中国が46%と高く、英国とギリシャが20%、ロシアでは1%、ポーランドでは3%と低かった。
  • 全体では、32%が近隣に、47%が市町村に、80%が国に難民を受け入れてもよいと答えた。
  • 27カ国中20カ国において、75%を超える回答者が、難民を自国に受け入れても良いとした。
  • 難民の入国そのものを認めないとするのは、わずか17%だった。ただロシアだけは、3分の1以上(61%)が受け入れを拒否した。

難民の保護を支援している人びとは、国に行動を要求している。

調査では、難民の保護と難民政策についても質問した。

難民保護について

  • 73%は、戦禍や迫害から逃れてきた人びとは、他国で保護すべきだと答えた。
  • 難民の保護にとりわけ強く賛成しているのはスペインで78%、次いでドイツ69%、ギリシャが64%だった。

各国政府は、もっと積極的に難民を支援すべき

  • 66%の人びとが、政府は難民支援にもっと取り組むべきだと答えた。
  • 難民危機の渦中にいる国では、特にその要望が強い。ドイツ(76%)、ギリシャ(74%)、ヨルダン(84%)などで4分の3を超える。
  • 政府が支援することに消極的な国は、ロシア(26%)、タイ(29%)、インド(41%)だった。

世界人道サミット:難民保護に対する責任の分担

難民問題に対応するため、アムネスティは各国政府に、2017年末までに120万人の難民を受け入れることを求めている。現在の年間受け入れ数は10万人で、それをはるかに上回るが、10万人では、難民1,950万人の10分の1にも満たない。

世界人道首脳会議が、5月23、24日にイスタンブールで開催される。アムネスティは参加国に対し、難民の受け入れと支援の責任を分担するため、新たな、恒久的な制度を構築するよう呼びかけている。

補足

【GlobeScanについて】

GlobeScanは、国際NGOなどのステークホルダーの意見、持続可能性、目標などに関する情報や関わりを専門に扱う戦略コンサルタント会社。ステークホルダーと、一層強固で信頼できる関係を築き、長期的に成長するための支援を行っている。

アムネスティ国際ニュース
2016年5月19日

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