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ベナン:宙ぶらりんな状態の死刑囚たち

2017年1月18日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ベナン
トピック:死刑廃止

ベナンでは、昨年、裁判所が事実上の死刑廃止を決定したにもかかわらず、死刑を減刑しなかったため、死刑囚は中途半端な状態で放置されている。

現在の死刑囚は14名だが、彼らは当局から処刑はされないと通告されたが、刑務所内では、相変わらず他の囚人とは異なる劣悪な環境に置かれたままである。

14名は、20年近くも「今日は処刑されるのではないか」という不安な日々を死刑囚監房で送ってきた。今も、十分な食事も与えられず、劣悪な収容環境で、先行き不透明な状況にある。

国は、一刻も早く死刑を減刑し、収容環境を少なくとも国際基準に見合うものにしなければならない。

ある死刑囚(54才)は、1998年8月に死刑を宣告され、18年間死刑囚監房にいる。アムネスティに次のように語った。

「死への恐怖はしばしば、死そのものより恐ろしい。何年もの間、毎朝起きて思ったのは、処刑は今日なのか、明日か、数カ月先か、数年先か、だ」

死刑囚は、外の世界との接触が非常に限られている。週に5回、戸外に出ることが許されているが、そこは狭い中庭で、他の囚人が使用する広い庭とは異なる。食事は1日に2回、しかも量が少ないため、家族の差し入れで補うこともある。死刑囚の1人が、規律違反で懲罰を受けると、その死刑囚がいるグループ全員が連帯で制裁を受け、数日間監房から出ることを禁じられる。

マラリアや肺結核など命にかかわる病気を患うことがある。3人の死刑囚が十分な治療を受けられず死亡したこともあった。その事件後、死刑囚たちは別の刑務所に移された。

アムネスティは、すべての死刑囚の減刑に加え、国会に対し法律から死刑規定を削除した法案を採択するよう求めている。

ベナンは、あらゆる犯罪に死刑を廃止した世界で104番目の国であり、サハラ以南では19番目の国である。これは高く評価できる。しかし、これまでの取り組みが決して後退することがないように、法律上で死刑廃止を定める必要がある。

アムネスティは、犯罪の種類や状況、有罪か無罪か、個人の特質、死刑執行方法などを問わず、例外なくすべての死刑に反対する。死刑は、生きる権利の侵害であり、最も残虐で非人道的かつ品位をおとしめる刑罰である。

アムネスティ国際ニュース
2017年1月16日

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