- 2005年6月21日
- 国・地域:日本
- トピック:難民と移民
昨年5月に入管・難民法が改定され、今年5月16日から新しい難民認定制度が施行されました。日本政府が1981年に難民条約に加入して以来、初めての大幅な難民認定制度の改定でした。
特に、「不法滞在者である難民認定申請中の者の法的地位の安定化を図るため」(法務省入国管理局の案内より)に創設された「仮滞在許可制度」と、「難民認定手続きの公平性・中立性をより高める観点から、第三者を異議申し立ての審査手続きに関与させる」(同上)、「難民審査参与員制度」が設けられたことが、大きな特徴と言えます。
新しい難民認定制度によって、日本にやってきた難民たちは本当に救済されるのか、新しい難民認定制度の何が課題なのか、難民たちは日本政府の難民政策をどのように見ているのか、院内集会に先立って行われる法務省関係者との「意見交換会」の報告をふまえて、報告・提言を行います。多くの方の参加を、お待ちしております。
●日時:6月22日(水)午後3時45分より
(開場は「意見交換会」終了後、午後3時30分頃を予定。
玄関ロビーにて、午後3時15分頃から通行証を配布します。)
●場所:衆議院第一議員会館第2会議室(最大70人収容)
地下鉄有楽町線 永田町駅
地下鉄丸の内線 国会議事堂前(徒歩3分)
●内容:
・新しい難民認定制度(異議申立制度)の問題点と「意見交換会」の報告
・難民申請者、支援者、国会議員からの証言・報告など
・今後の取り組みの課題と、提言等の取りまとめ
◇院内集会に先立ち、難民支援NGO・弁護士・国会議員、UNHCR、法務省関係者等による「意見交換会」を同じ会場で開催致します(午後2時から、1時間30分程度)。詳しい内容や、参加希望については、アムネスティ・インターナショナル日本事務局まで、お問い合わせ下さい。
●参加呼びかけ団体(2005年6月19日現在)
アムネスティ・インターナショナル日本
難民受け入れのあり方を考えるネットワーク(難民ネット)
すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)
在日難民との共生ネットワーク(RAFIQ)
難民移住労働者問題キリスト教連絡会(難キ連)
東日本入管センター面会支援キリスト教ネットワーク(牛久面会ネット)
全国難民弁護団連絡会議(全難連)
クルド難民弁護団
東京アフガニスタン難民弁護団
(21日まで受付中)
お問い合わせ: 03- 3518- 6777
アムネスティ・インターナショナル日本事務局
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