- 2005年7月 7日
- 国・地域:日本
- トピック:難民と移民
家族をバラバラにしないで!
入管に収容されている外国人の処遇改善を求めて
たなばたパレード開催
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アムネスティ・インターナショナル日本と1435虹の架け橋キャンペーンは、織姫と彦星の七夕伝説にちなみ、「家族をバラバラにしないで!たなばたキャンペーン」と題し、日本の入管収容施設に収容されている外国人の処遇の改善や、親子を分離するような収容を止めることを求めるメッセージ短冊、また収容者本人への励ましのメッセージを集めてきました。短冊は、1日平均の被収容者の数と同じ「1435」を目標に集められ、現在1000以上の短冊が全国各地から寄せられています。
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┗■ 法務省申し入れ(7月7日)← 本日午前中終了
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集めた短冊の一部と、被収容者の処遇改善や収容そのもののあり方の改善を求める要請書を入国管理局警備課長に手渡しました。また南野法務大臣宛てに、家族を分離するような収容を中止するよう求める要請書も手渡しました。
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┗■ たなばたコンサート&パレード in 渋谷 (7月9日)
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全国から集められた皆さんの短冊を笹につけ、うちわをプラカード代わりに、渋谷の街を音楽パレードします。会場では、344枚(2004年に収容された18歳未満の子どもの数)のウチワを参加者に配ります。
日時: 7月9日(土)
16:15~ 音楽&ダンス&スピーチのコンサート
18:30~ 渋谷の街を音楽で楽しくパレード
会場: 渋谷・宮下公園(渋谷駅から徒歩3分、明治通り沿い原宿方面
出演者:王様 rAnAtEkA イイダコス バリ・ダンス 沖田征吾 難民などの皆さん
参加団体: 移住労働者と連帯する全国ネットワーク、外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会、難民支援協会、チャクマさんを支援する会、アムネスティ・インターナショナル日本、1435虹の架け橋キャンペーン (7月1日時点)
<たなばたキャンペーンの概要>
日本全国では、毎日平均1435人の外国人*が、各地の収容所(東京都品川区、茨城県牛久市、大阪府茨木市、長崎県大村市)に強制的に、そして「期限なし」で収容されています。
入国管理局は、収容者を自費で出国させることを基本方針としており、そのために長期の収容や不十分な医療などの方法で収容者を精神的・肉体的に追い込んでいます。家族の分離もその方法の一つです。
このためマスコミでも報道されたキンマウンラさんのように家族が引き離される問題が深刻化しています。特に昨今、両親を長期収容し、子どもを児童相談所に預ける事例が指摘されます。このような家族分離は家族に動揺をもたらし、家族統合のために、例えば難民申請中の収容者が難民申請を取り下げたり、異議申し立てをあきらめたりするなどの事例が少なくありません。収容によって家族を分離する取り扱いは、「子どもの権利条約(第9条)」に違反します。
1435虹の架け橋キャンペーンとアムネスティ・インターナショナル日本は、このような現状を憂慮し、「家族をバラバラにしないで!たなばたキャンペーン」を開催いたしております。本キャンペーンでは、7月7日のおりひめとひこぼしの七夕伝説にちなんで「収容されている人たちが家族と一緒になれますように」の願いをこめて、日本全国から1435枚の短冊を集めています(5月22日~7月9日)。1435枚の短冊には、日本の入管収容施設に収容されている人たちへの、応援のメッセージが書かれています。
その中には、「愛する家族や支援してくださる友人の皆さんと日本で暮らしたい」(スリランカ人難民申請者)、「妻(日本人)と一緒にチャンスがほしい。そばにいたい。守りたい。ここから出たい」(カメルーン国籍男性)など、収容されている外国人自身の日本社会に対するメッセージもあります。
詳しくは
http://www.geocities.jp/tanabata_tanzaku/
関連報道
★TBS
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3066779.html
(WindowsMediaPlayerか RealPlayerが必要です。)
★ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1266442/detail?rd
アムネスティ・インターナショナル日本発表
2005年7月7日
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