ミャンマー(ビルマ):アウンサンスーチーは解放されなければならない

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2005年12月 2日
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:危機にある個人
自宅軟禁されているアウンサンスーチーの拘禁命令の期限が11月27日で切れるが、ビルマ(ミャンマー)軍事政権はそれを延長してはならない、とアムネスティ・インターナショナルは述べた。

当局がアウンサンスーチーの自宅軟禁の1年延長を予定している可能性があるとの報道を受けて、アムネスティは平和的な政治活動のために拘禁されているその他の政治的指導者とともに彼女の即時、無条件の釈放を要請する。

 「ビルマで不当に投獄されているアウンサンスーチーやその他の政治的指導者の拘禁は司法の曲解である」とアムネスティのアジア計画次局長であるキャサリン・ベイバーは述べ、さらに「ビルマ当局は平和的に異議を唱えた者をすべて釈放するためにこの機会を逃すべきではない、また再逮捕の恐れがなく政治的な対話を行なうことが認めれられるよう改善策を取るべきである。」と述べた。

 ビルマ当局は憲法を草案するための国民会議を2005年12月5日に再召集する準備を現在行なっている。また、立法権に関する規定を採択し、行政権と司法権は自分たちの下に置くことを計画している。伝えられるところによると、当局は以前、日付は明確にしてないが、国民会議が終わったときにアウンサンスーチーを解放する可能性があるとほのめかした。

 「政治的な過程で人質としてある個人を拘束すること、またそうするために司法手続きを著しく侵害することは許されない。国民会議への参加が正当である人びとの拘禁が続けられており、それは同国の政治の将来にとって重要な過程である憲法草案から軍政を批判する人を追放するということである。そして、それにより、この政治的な過程とその結果の両方の信頼性を落とし、同国内の長期にわたる人権の危機を解決することの大きな障害となっている。」とキャサリン・ベイバーは述べた。

 「政治面で中心的な人物を刑務所に拘禁し続けるのではなく、当局は再逮捕の恐れがなく、平和的に政治に関する対話が認められるよう、改善策を講じるべきである。当局はすべての良心の囚人を釈放し、平和的に異議を唱えた人を罰するために長期にわたり使用してきた法律や慣例を廃止しなければならない。」

背景情報
 反軍政側の最大政党の指導者であるアウンサンスーチーは現在、自宅軟禁状態にあり、その拘禁命令は11月27日に期限が切れる。彼女は過去16年のうち、10年以上拘禁されていた。その間、起訴されたり、裁判にかけられることは一度もなかった。政治的な指導者の逮捕が去年増加し、クントゥンウーやチョウミンを含む少なくとも5人の国家議員が長期の刑期を宣告された。その他にも、当局に対する平和的な抗議活動を行なっただけで長期の懲役刑に服している囚人がいる。起訴、裁判なしで囚われている人びとの中にはタンニェイン医師(67歳)とメイウィンミン(55歳)、ウーシュエオン(82歳)も含まれる。

アムネスティ発表国際ニュース
(2005年11月25日)
ビルマ(ミャンマー)調整チーム翻訳
AI Index:ASA 16/026/2005