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ミャンマー(ビルマ):軍事政権は平和的な抗議行動を認めるべき

2007年8月31日
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:危機にある個人
今日現在、150人以上の抗議者が、警察と連邦団結発展協会(USDA)のメンバーによって逮捕されたと推測されている。8月19日以来ほぼ毎日、首都ヤンゴンとその他の地域において、複数の小規模なデモ隊が、当局による突然の燃料費引き上げに対し、平和的な抗議行動を行なっている。

最近の多数に上る集会や逮捕に関連して、USDAのメンバーや民兵組織「Swan Arr Shin」による殴打や脅迫が報告されている。ジャーナリストはそれらの事件を報道することを妨げられている。当局は特定の地区において国民民主連盟(NLD)の青年支部に集会を禁じる一方、その他の抗議活動への参加者に対し、今後の集会への不参加を表明する文書への署名を要請した。

アムネスティ・インターナショナルはビルマ(ミャンマー)軍事政権に対し、刑事上の犯罪によって起訴され裁判所が拘禁の継続を決定することがない限り、すべての被拘禁者を即時無条件に釈放するよう強く求める。

アムネスティはまた、ビルマ軍事政権に、平和的な抗議活動の参加者が逮捕や暴行を恐れることなく表現や集会の自由の権利を行使できるよう認めることを求める。

抗議活動の参加者は4カ所で拘禁されている。50人以上の参加者がチャイカッサン拘置所に拘禁され、シュエピィター警察連隊に拘禁されている者もいる。88年世代の学生組織に属する参加者の多数はインセイン刑務所に拘禁されている。また1人がミンガラドン郡の拘置所に拘禁されている。被拘禁者の家族は当局から逮捕の事実や居場所を知らされていない。いずれの被拘禁者についても何らかの犯罪によって起訴されているとの報告はなく、弁護士への接見が認められていない。すべての被拘禁者は、ビルマ法が認める24時間を大幅に超えて拘禁されている。24時間を超えて継続的に拘禁する場合には、裁判所からの命令が必要とされる。

政治に関し、平和的に異議を唱えたことに対する最近の弾圧において、最初に拘禁されたのは、88年世代の学生組織に属する14人の著名な活動家である。8月24日付の国営紙「ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」によると、彼らは現在尋問中である。

アムネスティ・インターナショナルは、ビルマ当局に対し、8月28日の集会中にUSDAによって足を骨折させられたイェテインナインに直ちに適切な治療を提供するよう要請する。仲間の被拘禁者は、ヤンゴンのチャイカッサン拘置所において、イェテインナインへの治療を求めるハンガーストライキを続けている。

アムネスティは、ビルマにおいて、尋問中や裁判前の拘禁中に報告されている拷問やその他の虐待行為に被拘禁者がさらされる危険に対し懸念している。アムネスティは、釈放されるまでの間、拘禁は公の拘置施設に限ること、直ちに弁護士や家族、裁判所や必要な治療へのアクセスを認めるよう強く要請する。当局は、拘禁中に拷問や虐待が行なわれないよう、また、抗議活動中やこれを暴力的に解散させた時に負傷した者に対し治療が行なわれるよう、保証しなければならない。

アムネスティはビルマ当局に対し、抗議者やジャーナリストに対する暴行、虐待や脅迫行為に関するすべての報告について調査を行ない、加害者を公正な国際基準に従って裁判にかけるという責務をまっとうするよう強く求める。

背景
アムネスティ・インターナショナルは長期にわたって、ビルマで基本的人権が奪われていることに対する懸念を表明してきた。法律は、政治に関して平和的に異議を唱えることを犯罪としている。人びとはしばしば令状なく逮捕され、隔離拘禁されている。尋問や裁判前の拘禁中には、虐待や、その他の残虐、非人道的で品位をおとしめる扱いが日常的に行なわれている。政治的な理由による被拘禁者に対する訴訟は、公正な国際基準を保証されていない。被告はしばしば弁護士を雇う権利または自ら弁護士を選ぶ権利を否定され、検察は拷問によって引き出された自白に依存してきた。

8月14日、ビルマ当局はガソリン価格を3分の2引き上げ、ディーゼル価格を2倍にし、圧縮天然ガスの原価を5倍に引き上げた。この突然の値上げによって、多くの人びとが通勤バスの運賃を支払えなくなり、米などの必要物資を購入することができなくなった。この結果として、値上げに反対する一連の平和的抗議集会が全国で散発している。抗議者の一部は同時に、拘禁されている政治活動家の釈放と国内の長引く政治的こう着状態の打開も求めていた。

ビルマ当局は88年世代の学生組織を、「テロ行為と破壊活動」を行なっているとし、法5/96に違反していると非難している。アムネスティ・インターナショナルは、そのような曖昧かつ広範囲な法5/96の規定により政治的信条の平和的表明が犯罪とされることについて懸念しており、以前から撤廃を求めてきた。

拘禁されている88年世代の学生組織のリーダーには、ミンコーナインとして知られる元「良心の囚人」ポーウートゥンや、コーコージーも含まれている。2人とも1988年の抗議活動への参加を理由に15年もの間刑務所で過ごしたのち、それぞれ2004年と2005年に釈放された。反軍政側である多数の政治家が平和的な活動のために投獄されるか自宅軟禁に置かれているビルマにおいて、彼らは、自由の身にあり、政治的反対勢力として活動を続けている数少ない指導者である。

AI Index: ASA 16/006/2007
2007年8月31日
 

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