シリア:「偉大なる金曜日」に、大勢の抗議者が殺害された

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2011年4月25日
国・地域:シリア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
政治改革を求める抗議者に対して、シリア政府がこれまでにない激しい弾圧を開始した。4月22日の大規模なデモのさなかで、少なくとも75人が殺害されたと、地元の人権活動家がアムネスティ・インターナショナルに語った。

金曜礼拝の後に全国各地で集った抗議者たちに、治安部隊は実弾で銃撃した。

シリア南部の町イズラでは22日に30人が殺害された。また、ダマスカスでは22人が、ホムスやその他の町や村では18人が殺害されたと、地元の活動家は語った。抗議が始まって以来、もっとも多くの犠牲者を出した日となった。

イズラにて殺害された人びとの中には、7歳と10歳の2人の少年や、70歳の老人も含まれている。

「シリア当局は、変革を求める平和的な抗議に対し、またしても銃と警棒で応えました。当局は、抗議者たちに対する攻撃をただちに止め、国際法が要求しているように、シリアの民衆が自由に集うことを許すべきです」とアムネスティの中東・北アフリカ部長マルコム・スマートは述べた。

「当局はまた、何が起こったかを究明するため、ただちに独立した調査を行うとともに、殺人を犯した治安部隊の関係者を裁判にかけることを保証しなければなりません」


アムネスティ発表国際ニュース
2011年4月22日

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