- 2017年3月30日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:メキシコ
- トピック:
メキシコでは、今月これまでに3人のジャーナリストが殺害された。この国に表現の自由があるのか、懸念が膨らむ。
ラ・ホルナダとノルテ・デ・フアレスに記事を書くミロスラバ・ブリーチさんは、メキシコ北部、チワワ州の自宅前で銃殺された。ブリーチさんは、組織犯罪や薬物取引などを告発することで知られていた。
メキシコでは、ジャーナリストの殺害が日常茶飯事だ。今や、組織犯罪の勢力拡大や当局との共謀など公に語ることは、封じられたも同然だ。
報道は命をおとしかねない仕事であってはならない。当局は、ジャーナリストが置かれている厳しい状況を放置するのではなく、勇気をもって社会の恥部を告発するジャーナリストを守る具体的な対策を取らなければならない。この種の犯罪は、早急に取り締まり、容疑者は裁かれるべきだ。
人権団体アーティクル19によると、メキシコでは、2000年以降103人以上のジャーナリストが殺害されている。昨年だけでも11人が犠牲になった。国境なき記者団によると、2016年のジャーナリストの殺害件数ワースト3国は、シリア、アフガニスタン、そしてメキシコの順であった。
アムネスティ国際ニュース
2017年3月24日
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