- 2017年9月13日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ミャンマー(ビルマ)
- トピック:先住民族/少数民族
9月10日、ミャンマーとバングラデシュとの国境付近の2カ所で、地雷が爆発した。一カ所は、バングラデシュのバイッシュ・バーリ村近くで、若い農夫が、地雷を踏んで足を吹き飛ばされた。バングラデシュの国境に近いアムタリ村の近くでも、地雷が爆発し、少なくとも子ども2人が重傷を負った。いずれの地雷も、ミャンマー当局が、埋設したものだ。
国連の推定よると、この2週間で29万人のロヒンギャの人びとが、爆発があった国境付近を越えている。また、難民キャンプにいる難民が、食糧を取りに帰ったり、親族や知人の国境超えを助けるために、頻繁に国境を往来している。
9月8日、治安部隊は、そのように人が行きかう国境北部に地雷を埋設した。犠牲者は、出るべくして出たと言える。
近年では、対人地雷を堂々と使用する国は、ミャンマーと北朝鮮などわずか数カ国となった。また、地雷は、殺傷力が高く、無差別に殺傷するため、1997年に国際条約で使用を禁止されている。
今回の地雷の爆発は、地雷の殺傷力をあらためて物語っている。
メディアは、ミャンマー当局がこれまでも地雷を埋設してきたと報じている。しかし9月上旬、アウンサンスーチー国家顧問は、この報道を否定し、軍は関与していないと主張した。
状況証拠により、治安部隊が地雷を埋設していることは事実である。政府は、速やかに埋設を認め、地雷を撤去しなければならない。
また、ミャンマーは、国際法違反の地雷の使用およびラカイン州での組織的な人権侵害に対する国連の調査を受け入れなければならない。そして、それぞれの責任者の責任を問うべきである。
アムネスティ国際ニュース
2017年9月10日
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