- 2017年12月27日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ミャンマー(ビルマ)
- トピック:先住民族/少数民族
ミャンマー政府は、国連特別報告者の李亮喜(Yanghee Lee)氏の受け入れを拒否した。とんでもないことである。自国の人権状況が国際的な監視の目に触れないようにするためには手段を選ばないという姿勢が、より鮮明になったと言える。
治安部隊がロヒンギャ掃討作戦中に犯した人道に対する罪で非難を受けている時、その説明責任を果たすことは、極めて重要である。国際社会は、ミャンマーに対して李氏の視察を受け入れるよう、強く働きかける必要がある。人権侵害を受けてきた被害者は、ごく普通の市民である。
治安当局は、この数カ月間なんら違法なことはやっていないと述べているが、それならば、なぜ、公正な第三者の視察者に入国を認めないのか。見られてまずいものがあるとしか思えないのである。
アムネスティ国際ニュース
2017年12月20日
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