- 2018年3月13日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ミャンマー(ビルマ)
- トピック:先住民族/少数民族
ミャンマーは、依然としてロヒンギャに対する民族浄化を続けている。食糧補給の道を断つ「強制的飢餓」もその一つだ。国連が発表した。
この卑劣な民族浄化作戦は、アムネスティがロヒンギャの人びとへの聞き取りで確認した事実とも一致し、疑いようもない事実である。
ロヒンギャの難民たちは口々に、真綿で首を締めるような兵糧攻めで、住み慣れた土地から追い出されている様子をアムネスティに語った。
この状況では、バングラデシュのロヒンギャ難民の本国送還は、はなはだ時期尚早だ。安全が確保され、安心して自主的に帰国できるようになるまで待つべきだ。
ミャンマー当局は、武力であろうと強制的飢餓であろうと、ロヒンギャの人びとを追い出すいかなる作戦も停止すべきである。また、国際社会は今こそ、武器の禁輸や特定の制裁など実効性ある対応を取らなければならない。
背景情報
アムネスティは2月7日の記事で、ロヒンギャの人びとが、食糧を断たれ、所持品を盗まれ、子どもを含む女性たちが性的暴力を受けるという民族浄化がいまだ続いている状況を報告した。
アムネスティ国際ニュース
2018年3月6日
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