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パキスタン:人権擁護活動家の釈放を

2018年10月19日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:パキスタン
トピック:

パキスタン当局は、パシュトゥーン族の人権擁護活動家グラライ・イスマイルさんを即時、無条件に釈放すべきだ。

ロンドンに行っていたイスマイルさんは10月12日、帰国時にイスラマバード空港で拘束された。係員から、出国制限者であるため、今後出国はできないと告げられ、その後、連邦捜査局に連行された。

イスマイルさんは、シーズ・オブ・ピース・ネットワークを設立し、2017年にはアンナ・ポリトコフスカヤ賞を受賞者した。パシュトゥーン族保護運動(PTM)の支援もしてきた。

少数派のパシュトゥーン族は、全土で差別的な扱いや当局による拉致・処刑などを受けており、PTMは、その不当な扱いに抗議してきた。

PTMに対して当局はこの1年、集会の禁止や幹部会員の拘束、移動の制限などの措置を取ってきた。会員を拘束したり、投獄したりもしてきた。イスマイルさんも、8月の集会に関わったとして、警察の捜査対象となってきた。

そして今回、渡航禁止措置を受けていることを知らされた上で、連邦捜査局に連行された。イスマイルさんを、即時かつ無条件に釈放するべきである。彼女は人権を擁護する活動をしていただけである。

イスマイルさんは、空港から連行された連邦捜査局から、友人や支持者に向けてソーシャルメディアのWhatsApp(ワッツアップ)で音声メッセージを発信した。

「空港で拘束され、連行されました。PTMの集会で演説をしたからです」

この逮捕が、市民活動への圧力の一つの事例だとも話した。

「これは、私個人やPTMに対する攻撃ではありません。市民の自由の権利、発言の権利に対する攻撃です」と。

8月に政権に就いたイムラン・カーン首相は以前、新政権はPTMのメンバーと共に、当局による失踪や処刑などの問題に対処すると語り、人権を擁護する姿勢を示した。しかし、イスマイルさんらの逮捕を含む、当局の一連の対応で、カーン首相の約束を疑問視せざるをえない。今こそ、首相は、人びとが正義を求めて声を上げることができる取り組みをすべきである。

アムネスティ国際ニュース
2018年10月12日

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